第二話

僕達は講堂の一番前の席に座った。そして入学式が始まった。校長先生の長いお話が終わったあと司会がいった。

「次は新入生代表の挨拶です。レオナルドリンガリアフォンローザム殿下お願いします。」

「僕達は今日この名門王立クロノーン学園に入学できてとても嬉しく思っています。これから5年間よろしくおねがいします。レオナルドリンガリアフォンローザム」

拍手が鳴った。僕はとても安心した。その後は様々な人が喋って入学式は終わった。そして先生たちが僕達をまた広い部屋に連れて行った。そして僕達は魔法適性があるかどうか調べられるそうだ。まずは僕の名前が呼ばれた。教官らしき人がいた。

「レオナルド王太弟殿下、この水晶を触ってください。」

僕が触った瞬間水晶は爆発した。

「おかしいなこれは上級までを図れるのだが殿下今度はこれを触ってください」

また爆発した。

「こんどは超級までのなんだがな。殿下これを」

また爆発したそして水晶の大きさはどんどん大きくなっていった。そして王球の、帝級の、伝説級の、精霊級のまではすべて爆発した。最後に神級のを触ったら爆発しなくて溢れんばかりの光が出た。

「さすが殿下です殿下は神級の魔力に全属性を使えるみたいですな殿下右に曲がって一番奥の部屋に行ってください」

「わかったご苦労であった」

「はっ」

僕の他に2人きた。一人は魔法の名門のロックウェル侯爵子息でもう一人はダール騎士爵子息だ。ダール騎士爵子息はひどく緊張していた。そして緊張の余り座らない様子だったので

「ダール騎士爵子息座れ」と命令した。

「はっ」

少ししたら先生が来た。

「皆さんようこそ魔法科へ私はロードブル伯爵と申します。魔法科は午後にここで授業を行います。詳しいことは明日説明させていただきます。」

僕達は解散した。そして寮に向かった。僕は寮にチェックインをした。係員が僕を寮まで案内してくれた。僕の部屋は広く執務室、私室、応接室、従者用の部屋が3個そして寝室があった。また何人かで共同の部屋ではなかった。従者たちが僕の荷物を広げてくれた。僕はミカに命じてダール騎士爵子息を呼び出した。





ダール騎士爵子息はすぐにやってきた。

「レオナルド王太弟殿下においてはご機嫌麗しゅうございます。」

「そのようなことはいらないダール騎士爵子息僕の友達にならないか」

「友達ですか」

「そうだ友達だ」

「しかし私などの卑しい身分では」

「気にするな僕は君が魔法科に入ったことが原因で嫉妬されないかが心配なんだ。僕の見立てだと君は超級魔法までの適性がある。超級魔法使いは国としても確保しておきたいしね。それに僕には友人がいない。お願いだ」

「わかりましたレオナルド王太弟殿下よろしくおねがいします」

「まず敬語を外せあとレオとよんでくれ」

「レオ殿下でいい?」

「まあましかこれからよろしくな」

「はい」

「手始めに一緒にお菓子を食べようミカお茶とお菓子の用意を」

「はっすぐに」

「さすが王家の使用人だね動きが早い」

「そうだろ」

「あとお茶やお菓子もうまい」

「実は僕一年早く入学したんだ。僕はまだ9歳なんだ。リクトは何歳?」

「俺は11歳だ。親がお金がなかったから1年遅らさせられた。普通はもっと下のレベルの学校に入れられる予定だったのだけれど俺が優秀だったからこの学校に入れるためにコツコツとお金を貯めてくれたんだ。」

「そうだったんだお前も大変だな僕は冒険者登録をしたいんだ。君はどうなんだ」

「俺もそうなんだ」

「僕が10歳になったら一緒に登録してくれない」

「良いよ」

「実は俺秘密があるんだ」

「えっ何」

「俺は転生者なんだ」

「転生者?」

「そう」

「どんな世界から来たの」

「俺の住んでいた世界は魔法がない代わりに科学というのがすごくあってそれで色々なものが動いていた。例えば携帯というものとかがあったんだ。」

「それはすごい色々その世界について教えて僕と一緒に商売をしない?」

「商売か楽しそうだな」

「僕はものを作って売って君にアイデア料を払うどうだ?」

「良いな」

「よし取引成立だ」

その後僕達は様々なお話をした。僕は初めての友だちができたことがとても嬉しかった。























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