第七話
遂に学園の試験の日が来た。僕はとても緊張していた。
学園に早めに着くと受付をして指示された試験場に向かった。しばらくしたら試験官が入って来た。「よし全員揃ったな今から試験を配る。前の人から後ろの人へと回してくれ。全員持っているか。よしこれより試験を始める。魔法やスキルカンニングは厳禁だ。探知機によって使用すると探知され失格になるから絶対にしないように。早く終わったら手を挙げろ。そして解答用紙を回収したら次の試験場に行っていい。試験時間は60分だ。開始」
僕は問題を解き始めた。全ての問題はとても簡単で見直しも含めて10分で終わった。そのため手を挙げて解答用紙を提出したら本当にいいのかと何度も確認された。そして僕は第二鍛錬場に向かった。そして30分ぐらい待った後模擬戦が開始された。試験官はリックより全然弱くて一瞬で勝った。周りの人々はとてもびっくりしていた。試験官は「君は文句なしだ。剣術においては満点をあげよう。」と言った。そして僕は王宮に帰った。
1週間後結果発表があった。僕は結果発表がされた1時間ほど後に言った。そして結果を見た。僕は全て満点で首席での合格だった。そして制服を受け取った。制服は身分により分かれていて王族が黄緑に三つの金のボタン、貴族が黒に二つの黄色いボタン、平民が茶色に二つのグレーのボタンだ。僕は王族用の制服を受け取った。そして首席なため入学式での挨拶を考えるようにと言われた。僕は馬車に乗ると侍従に兄上の執務室に尋ねる旨の先触れを出すように命じた。
僕は王宮に戻ったら侍女に母上の元への先触れを出すように命じて兄上の執務室へ行った。「兄上レオナルドです入ってもいいですか」
「レオか入れ」
「レオ結果はどうだったか。」
「主席で合格でした」
「さすがレオだな」
「ほうびはなにがいい」
「禁書庫への立ち入り許可です」
「わかった許そう許可証は後日届ける」
「ありがとうございます兄上。母上に早く伝えたいのでもう良いですか」
「ああわかったじゃあ」
「失礼します」
僕は離宮へ急いで戻った。
そして母上の部屋に入った。
「母上僕合格しました」
「まあレオよかったねおめでとう」
「僕は主席でした」
「さすがレオだわ」
「母上僕入学の前にローザム大公領に一度は行ってみたいです。」
「そうですかでも入学式まで後1ヶ月よ大丈夫」
「ミカに予定を立ててもらえればいけるでしょう母上と一緒に僕行きたいです。」
「わかったわレオ一緒にいきましょうね」
「ミカを呼んでこい」
「殿下すぐに」
「ミカエルフォンリアンダールただいま参上いたしました。」
「ミカ入学式までに領地に行く予定を作れ」
「すぐに」
「母上僕領地に行くの楽しみです」
「そう私も領地一回しか行っていなかったわベルと一緒にね」
「ベルとは誰ですか。」
「ベルナルドリンガリアフォンローザム貴方の父上よ」
「僕も父上のお墓参りしたいです」
「ベルもきっと喜ぶわベルはレオに早く会いたいがために体調を崩してまで早く離宮に帰ろうとしていたもの」
「レオ殿下予定ができました。明日出発ですが大丈夫でしょうか」
「うん良いよ」
「それでは殿下執務を急いでやってください」
「母上ばいばい」
「レオまた明日」
次の日僕は馬車に乗り込んで領地に向かった。
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