第10話10章 北ダンジョンにて(9日目)
朝になった。魔力操作訓練を行い朝食をとった。
「慶子ちゃん今日から5層オークのエリアだ、間違いがあると命にかかわる。冒険者ギルドで中級ヒールポーション2本と初級MPポーション6本を買って行こう。多分今までみたいに魔法1発では倒せないと思う、俺が重力魔法のグラビティでオークを抑えるので、その間にウィンドウカッターで首を落としてくれないか?連携していどもう。」
「了解です。私も怖いです。よろしくお願いします。」
冒険者ギルドへ向かった。
「ナターシャ、おはようございます。」
「いつも丁寧ですね、今日から5層ですね、5層からの魔物はベテランでも怪我することが多いのできおつけてください。それとこの層のボス部屋で宝箱が出るケースがあるので探してみてください。幸運をお祈りします。」
「ありがとうございます。中級ヒールポーション2本と初級MPポーション6本ください。」「判りました。中級ヒールポーション2本で金貨1枚、初級MPポーション6本で銀貨6枚になります。」
「では、ギルトカードから支払います。よろしくお願いします。」
俺たちは、ポーションを手に入れて北ダンジョンへ向かった。
入口の職員に4層目の攻略を伝え、転移陣に向かった。
5層は森の中の様な景色だ、かなり広い代々木公園の3倍くらはある様だ。
探索魔法で魔物を探した、オーク2体を見つけた。
頭の中で詠唱した。
「グラビティ」
ドン・・・ ミシ ミシ
「今から1分は動けない慶子ちゃんたのむ。」
「はい、ウインドカッター・・・」
シャキーン・・・
2体ぐらいでは問題ないようだ。
「さすが、レベル3のウインドカッター、凄い威力だな。」
「グラビティのおかげで魔物の動きがとまるので、簡単ですね。」
俺は、2体のオークをアイテムボックスに収納した。
それから2時間、オークを30体倒した。
「そろそろお昼にしようか?サンドイッチだべよう。」
「少し疲れましたね。」
「昼から、それぞれ倒してみようか?レベル3の魔法と転移切りであれば、問題なく倒せそうだ。」
昼からそれぞれ、戦った。
2時間で30体倒した。
階層ボスの扉が現れた。
「それじゃ行こうか。MPポーション飲んでおこう。」
「はい、行きましょう。」
扉の中には、ジャイアント・オークが2体いた。
「俺が、それぞれにグラビティを掛ける。ウインドカッターで仕留めてくれ。」
「判りました。準備OKです。」
「それでは、グラビティ、グラビティ」と2体に放った。
ドン・・・ ミシ ミシ ドン・・・ ミシ ミシ
「行きます。ウインドカッター、ウインドカッター」と2連発放った。
シャキーン・・・ シャキーン・・・
まだ、生きているな、さすがにエリアボスだ。
「俺は、転移切りをする。その前に雷魔法を頼む。」
「判りました。サンダーボルト・・・・」
ゴロゴロ・・・ バリバリ・・・
「転移切り、転移切り」
ザク・・ ザク・・
光を放ち2体は消えた。大きく赤い魔石2個を落とした。
「宝箱探そうか?体が消えたってことは何かあるかもしれない。」
「はい、部屋の左右に箱があります。」
「鑑定しようか?」
「お願いします。」
「先ずは右から、鑑定・・・」
「これはモンスターだな。次左、鑑定・・・これは宝だ、罠はないようだ。開けてみる。これは指輪2個とブーツ2個入ってるな。」
「それぞれ鑑定してもらえますか?」
「先ずは1つ目の指輪、鑑定・・・属性魔法+1の指輪だ、凄いな。」
「次2つ目の指輪、鑑定・・・剣に属性魔法 火、水、風、雷をまとあわせる指輪、これはもっと凄いな。」
「ブーツを鑑定・・・速度アップのブーツ 2倍の速度で走っても疲れない トップ速度の1日の使用時間5時間、これも凄いな。」
「1つ目の指輪は、慶子ちゃんが使って、2つ目の指輪は俺が使うで良いかな、ブーツはそれぞれで使おうよ。」
「私もそれで良いです。かなりパワーアップしますね。」
レベルは二人ともに20→25となった。
冒険者ギルドへ向かった。
二人でオーク60頭と5層ボスの魔石を2つ手にした、オーク1体が金貨1枚で、ボスの魔石の1個金貨1枚で、合計金貨62枚を預金した。日本円に換算して620万円とはすごいな。
ギルドで前々日同様にナターシャに驚かれた。
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