第3話3章 スモルツの町(2日目)
アレックスの荷下ろしを手伝ってから宿を探した。
アレックスのアドバイスで身分証明書は持っていた方が良いと言うことで、明日は冒険者ギルドに行くことにした。
宿屋は、冒険者ロイの紹介で冒険者御用達のラッフル亭についた。
「部屋2つ空いてますか」と聞いた、1部屋1泊大銅貨5枚(日本円で5000円ぐらい)で2食付きで2人で銀貨1枚、10泊で金貨1枚と言うことで10泊分の料金を支払い、夕食の時に今後のことを話そうと慶子ちゃんに話し、それぞれの部屋に行った。
部屋はベットと机だけで、トイレは各階共用で風呂は無いそうだ。
食堂へ向かったら、慶子ちゃんが待っていた。俺が席に着くと宿のおかみさんが料理を
持ってきた。バッファローの煮込みと温野菜に黒パンと言うメニューだ、香辛料がきいていて非常に美味しいかった。
煮込みはかなり煮込んでいてホロホロで口の中でとろけた。
「慶子ちゃん、日本に戻る方法が判らない。しばらく金を稼がないと生活できないので、とりあえず冒険者にならないか?」と提案した。
「そうですね。私も他に方法が判らないので賛成です」
「ロイに聞いたのだが、ステータスは冒険者ギルドで確かめるか、魔導士は
ステータスオープンと唱えると判るそうだ。」
俺はステータスオープンと唱えオンラインゲームのステータスボードイメージしてみた、するとステータスボードが表示されたが、他の人には見えていないみたいだ。
山田新之助 30歳
職業:錬金術師
レベル 5
HP 500/500
MP 500/500
固有スキル
繋ぐスキル力
スキル
生活魔法 1
空間魔法(アイテムボックス、転移) 1
鑑定(ヘルプ機能)1
付与魔法(魔道具作成、スキルポイント) 1
身体強化 1
錬金術 2
攻撃魔法(風1、闇1、重力1)
念話 1
槍 1
空手 5
スキルポイント
0
持ち物:スライムの魔石20
川島慶子 17歳
職業:勇者
レベル 5
HP 500/500
MP 500/500
スキル
生活魔法 1
身体強化 1
攻撃魔法(火1、水1、風1、土1、雷1、光1、)
隠蔽魔法 1
剣 5
弓 5
古武道 5
スキルポイント
0
持ち物:自転車
「慶子ちゃん、職業が勇者って王国魔導師団に入れられるのでは?」
「確かにまずいですかね、でも出たとこ勝負で明日登録しましょう。隠蔽魔法もある様なので多分大丈夫でしょう」
「慶子ちゃん 大胆だね、冒険者ギルドの確認システムのレベルが判らないから、ごまかせるなら剣士か魔導士で登録しょう。
「部屋に戻ってそれぞれスキルの検証しようか?
但し攻撃魔法は危ないから室内で検証するのはやめようね。
それと明日ギルドに向かう前に服と装備買ってから行こう。
それと森で倒したスラムの魔石が自動でアイテムボックスに入っていた、勿体無いって思って自動発動したみたいだ。」
部屋に戻り俺はアイテムボックスを試してみた。スキルボードのアイテムボックスを タップすると手の先20CM先に亜空間が出現した。
鞄と自転車を入れるとスキルボードに鞄と自転車が表示された鞄をタップすると鞄が出現した。
次に鑑定スキルを試してみた、机、椅子を鑑定してみた、机、椅子としか表示されなかった、ヘルプ機能で鑑定で詳細情報を検索したら本などで基本情報を取得しないと使えないことが判った。
本の表紙に魔石がついている本は魔石にタッチしてREADINGと唱えると一瞬で頭の中に入ると言うことだた。この町に図書館あるかな。
鑑定魔法のヘルプで次元の裂け目について検索した。地球と惑星ステージアは兄弟惑星で何億光年も離れているが、次元の裂け目で常に繋がっていて、通常は海や山などの人のいない場所で繋がっているが、稀に人のいる場所に繋がることがあるそうだ。
しかも人を 転移することは稀で、次元のはざまを通って来たものは、脳と身体が活性化され、記憶力が増大し、身体も活性化され身体強化、魔力も備わるそうだ。
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