あなたは、どっち?◯か×の人生ガチャ!「学校の宿題をやってあげるビジネス」
冒険者たちのぽかぽか酒場
第1話 「どうせ、楽勝世代のガキんちょたちの宿題を、大人がやってあげるビジネス」を、悪く言わないでほしい。
「宿題ビジネス」
どう思いますか?
「謎SNS団」というグループが運営しているネットで、なるほどツイートが見つかった。
「ちょっと色つけて、ガキんちょが大人に宿題をしてもらう。何が、いけないんだ?」
いくつもの、反応。
「色をつけて?」
「金を払ってという意味」
「あ…」
「宿題ビジネス、いけなくないよなあ?」
「世の中、ガキのためにならないとか言っている人がいるがな」
「偽善者」
「そうそ」
「そういうことを言うやつの着ている、ええかっこしいの服を、はぎ取ってやりたい」
「お、関西?」
「は?」
「何でもないよ」
「偽善者どろぼう」
「言うね」
あなたは、どう思いますか?
今どき世代は、どうせ、過保護に楽々就職。
一生懸命に勉強する必要、ある?
あるのか?
「学校の宿題をまじめにやったからって、何?」
「むしろ、生活に苦しむ優秀な人たちのためになるんじゃないのか?」
「学校の先生も、宿題の採点をしなくてすむから助かるのに!」
「そういう意見、いいね!」
だね。
就職氷河期世代の涙、半端ない。
今の日本を見よ!
ガキんちょの宿題を代わりにやってあげることでもしないと生活できない、頭の良い人がいるんだぞ!
それも、たくさん。
日本の、リアルなしょっぱさ。
「俺は、何をしても就職ができなかった世代」
「いつ生まれたのかで、人生が決まる」
「人生ガチャの国」
そんな国だからこそ、学校の宿題をやる意味が感じられない!
学校の宿題なんて、まじめにやらなくて良いんだよ!
「仕事がなく生活に苦しむ優秀な大人が、過保護で金持ち楽勝世代の学校の宿題を代わりにやってあげる」
やっぱり、良いんじゃないの?
それで、生活が助かる人がいるのなら。
弱い立場の人たちを救う、ビジネスなんだぞ!
何度も、しつこく言うけれどさ…。
それでも、こう言う人たちがいなくならないのはなぜ?
「色をつけて、学校の宿題を大人にやってもらうなんて、子どものためにならない」
またか。
ああ、そうだ。
逆襲してやれば、良いんだよ。
「君?宿題できたぞ。明日、このプリントをクラス担任に渡すように」
「…何、これ?」
宿題を代わりにやってあげた大人がガキんちょに持っていかせたそれが、実は脅迫状とかだったら面白いのになあ。
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