結婚したのか……
無名にイタズラをしよう。
そう最初に言ったのはレッドだった。
その場には無名以外の人が集まっており、ただちょっとしたおしゃべり会のようなものだった、皆断ったり止めたりするかと思われたがみんな……
すっっっっげぇぇノリッノリになった。
黒「成程…お前にしては結構いいこと思いつくじゃないか。」
レッド「でしょ!いつも引っ掛けられるし、たまには復讐も兼ねてちょっとね。」
そんな二人の会話をジェノは聞いており、悪いことを許さない性格な為、少し叱ってでも止めると思っていたが聞いているだけで特に何も言わなかった。
主人公「えっと……止めなくていいんですか?」
ジェノ「確かに、あまり良いこととは言えないけど、でも確かに無名はよくイタズラをしてるしね。
お灸を据えるっていう意味でも大丈夫かな?って。」
まぁ、ジェノがこうまで言うってことはここへ来る前から相当酷かったのだろう。
そして何故か無名以外の全員を巻き込む大掛かりなイタズラをすることになった。
レッド「実は、もうしたいイタズラは決めてるんだ。」
主人公「どんなイタズラですか?」
レッド「これこれ!ちょっと面白いし、最適でしょ!」
黒「まぁ、これをやるのはいいとして、誰がどれをやるんだ?」
レッド「黒はバイオリン役、光輝くんは最初らへんの男?役、ジェノはピアノ役、僕は途中で入るナレーション役だ!」
そこからは話がトントン拍子でスムーズに進み、ついに決行の時となった。
全員が白い世界にいる状態。
そこでの俺の行動が作戦開始の合図となる。
主人公「なぁ……無名……」
無名「ん?どした?」
主人公「結婚したのか?俺以外の奴と。」
無名「は?」
そこでスタンバっていた、ジェノのピアノによるBGMがかかる。
レッド「結婚して一年。」
無名「うわぁぁあ、びびったぁ!?」
レッド「大好きだった彼と再開してしまったアナタ。」
無名「何が大好きだ、というかなんでジェノはピアノ弾いてるんだ。」
主人公「お前と結婚するのは、俺だと思ってた……」
無名「???????????????」
混乱状態の無名を追い詰める最後の攻撃……
黒さんによる、バイオリン。
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