第26話 Google GeminiをPC版で試してみた。

 Google Geminiについて知りたい人は第25話を参照してみてね。簡単に言うと生成AIをベースとしたパーソナル・アシスタントだ。


 今回は違う使い方で創作に役立たないかと試してみた。使用したのはPC版のGemini。もちろん無料。ありがたいね。


【使い方】

「タイトル」「テーマ」「内容と主な展開」を与え、短編小説のプロットを考えさせる。


【プロンプト】

「あなたはライトノベル作家です。「冒険者ギルドの――」というタイトルで2000字程度の短編ファンタジーを書こうとしています。「――」というキーワードをテーマにして、プロットを考えてください。内容は冒険者ギルドの――が「うちのギルドで――といったら……」という世間話を始め、「――なのは――〇〇さんよ」「〇○さんも――だけど、――の××さんの方が――なんじゃない」「やっぱり――の△△さんにはかなわないわ」という会話の挙句、結局――が一番――だといって仕事に戻る。その後、――たが、――してしまう。実は――というお話。」


※伏字部分はストーリーのキーポイントなので、割愛させてもらいました。


 上記のようなプロンプトを与えたところ、Geminiくんは結構真面目なプロットを作成してくれました。


【Gemini回答の抜粋】

冒険者ギルドの――:プロット


概要

冒険者ギルドの―――が、ギルドの「――」について語り合う。それぞれの立場で「――」と思う人物を挙げ、議論は白熱。最終的に――が最もすごいという結論に達する。しかし、その影では、――が――を企み、ギルドに侵入。だが、予想外の結末が待ち受けていた。


シーン

ギルドの――: ――2人が――ながら、ギルドの「――」について語り始める。

○○の卓越した――

××の強力な――

△△の優れた――

――の――と――

議論の深化: それぞれの「――」と思う人物の具体的なエピソードを語り合い、議論は白熱。

――の偉大さ: さまざまな角度から議論を重ねた結果、――の能力と貢献が最も大きいという結論に達する。

――の侵入: ――が、――を目的にギルドに侵入。――で――に近づこうとする。

――の活躍: ――の部屋を――が、――に気づく。――を一振りし、見事に――を退治。

――の正体: 実は――は、――。――をひっそりと――していた。

日常に戻るギルド: ――の活躍は誰にも知られず、ギルドはいつもの日常に戻る。


キーワード「――」の活用

多様な「――」: ――、――、――、――など、さまざまな分野での「――」を提示し、読者の興味を引く。

意外な「――」:――が――という、予想外の展開で読者を驚かせる。

相対的な「――」: それぞれの立場で「――」と思う人物が異なることで、多角的な視点からキャラクターを描写する。


その他

ユーモア: ――たちの日常会話や、――が――されるというギャップのある展開で、コミカルな要素を加える。

ミステリー: ――の正体が明かされるまでの過程に、わずかな謎を仕掛け、読者の好奇心を刺激する。

ファンタジー要素:――の――や、――の――としての過去など、ファンタジーならではの非現実的な要素を取り入れる。


2000字への収め方

描写の省略: 各シーンの描写を簡潔にし、会話に重点を置く。

キャラクターの絞り込み: 主要キャラクターを2人の――、――、――に限定し、他のキャラクターは必要最低限の描写にとどめる。

話の集約: ――の登場と退治のシーンを短くまとめ、日常に戻っていく様子で物語を締めくくる。


展開例

(以下省略)


+++++


 上記のような感じで、Geminiくんはかなり詳しく回答してくれた。印象としては結構参考になるかも。


 たぶんだが、小説そのものを書かせようとするとどこか変なものを書いて来ると思う。しかし、上記のようにプロットや構成、演出要素をアドバイスしてもらう程度に留めれば、作者本人が物語のトーンを決めることができる。


 現状ではこんな使い方が生成AIを創作に利用する方法として無難なのではなかろうか?

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