すがら/ながら 事前準備(3月~4月)
り(PN)2017年3月25日
……
それとは別の話ですが、わたしの独り歌仙で冬泉さんのお裁きは可能ですか。
作家と編集者みたいな感じですが、いつかやってみたいな、と……。
冬泉
面白いですね。お互いにそれやってもいいかもしれません。ゆっくりで良ければいつでもお受けします。
り(PN)
ありがとうございます。
始める時期は決めていませんが、発句ぽいのができたら、その都度送ります。
幾つか見て、発句を決めてください。
お願いいたします。
り(PN)4月2日
鶯も声を忘るる氷雨かな独り歌仙の発句候補です。
り(PN)
改行して繋がってしまいました。
鶯も声を忘るる氷雨かな
今書いておかないと季節外れになりそうです。
冬泉 4月3日
拝見。
そう言えば自転車で走っている時に雹(氷雨)が降ってきて、それでも雲雀が囀り続けていたことがありました。
歳時記見ると氷雨は夏の季語。鶯も老鶯(夏)ということでしょうか。独吟の発句に持ってくるのは何か寓意でも…と余計なことを考えてしまいました。
り(PN)4月6日
ああ、氷雨は夏でしたか。
わたしの場合は考えると理屈っぽくなるので観た景色を繋げた感じです。
稲城の里山で降るような鶯の声を聞き、生田で氷雨の中、無音を愉しみました。
普段は生田も鶯やガビチョウが煩いくらいに鳴いています。
独吟発句第二候補です。
ゼニアオイ青筋立てて笑ひたり(夏)
元は
ゼニアオイ路地に一輪咲きにけり
今咲いていると夏なんですね。
切れ字18字なら「笑ふかな」でしょうか。
冬泉 4月8日
鶯も声を忘るる氷雨かな
伸びいとどしき麦の揺乱
ゼニアオイ青筋立てて笑ひたり
嘘にも赤や白のある夏
何をしたらいいのか…自分で付けてみました。まだ候補はあるのでしょうか。
・青麦の伸びいとどしき昨日今日こころ遅れて声さへ立てず(前川佐美雄)
り(PN)4月9日
もう一つ考えてみます。お待ちください。
なお独吟切り替えて二人でも良いですよ。
浮かぶときは浮かぶのに浮かばないときは浮かびません。
り(PN)
お待たせしました。
独吟発句第三~五候補です。
声あれど姿の見えぬ蛙かな
照れる月共に眺むる人もがな
歳月や枯れて肴と変わりけり
あと、
ゼニアオイ青筋立てて笑ひたり
ですが、
「青筋立てて」を「青筋立てつ」では可笑しいですか。
り(PN)
なお、
伸びいとどしき麦の揺乱
嘘にも赤や白のある夏
の第二句ですが、味わいがあって良いですね。
わたしは基本無粋だから、こういった味が出せません。
冬泉
もちろん参考までに付けてみただけです。発句としては氷雨か月が良いように思います。
ただの月だと秋季になるので当座の句にはならないところが難点ですが、独吟の最初から相方を求める逆接も面白いかと。
フレドリック・ブラウン「真っ白な嘘」、米原万里『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』など思い浮かべながら、この表現はどの位相に虚構があるのだろうかと思っただけで…それだから付句になるのですが、独吟だとどう展開するのか、興味はあります。
変というより、つで切ると笑う主体が変わるような気がしますね。
り(PN)
氷雨か月かは、お任せします。
月の方は恋句にもなっているんですよね。
輝いている月の下、ともにぼんやりと物思いにふける人がいればなぁ
とか……。
なお始まったら公開にしたいと思いますが、良いですか。
冬泉 4月10日
公開承知しました。 もっと雑談入れながら、という感じでいいでしょうか。 発句は前述の理由で月がいいと思います。時期的に朧月にしては。 朧月共に眺めむ人もがな
り(PN)
雑談は構いませんが、上手く噛み合いますか。
それと平日は家に帰ってからPCを立ち上げない人なので……。
「朧月」でOKですが、「匂ふ月」とかは、いかがでしょうか。
もう終わりですが、季節柄、桜の匂いか、川面に散った花弁の匂いというところ。
「薫る月」だと(字は綺麗ですが)どこか違う感じがするのが不思議。
冬泉 4月12日
雑談といっても句の内容に関することをもっと書こうかなと。
あまり一句に盛り込まず、匂ふは脇で出せばいいのでは。
り(PN)
そうですね。
では「朧月」で、お願いします。
4月13日
り(PN)4月14日
では、こんな感じで始めたいと思います。
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連句始めます。
今回は以前から一度試みたかった独吟です。
ただし、わたし一人では同じところをぐるぐる廻りそうなので、冬扇さんにお捌きをお願いしました。
公開としますので、ご意見あれば宜しくお願いいたします。
発句
朧月共に眺めむ人もがな(春
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因みに、本日は通院でお休みです。
事前準備終了
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