ようやく少し

(※私はiPhoneユーザーです。iPhoneユーザーにしか伝わらない話になっていたらすみません)


 今は2023年の6月です。そろそろ英語を初めて丸5年、多読アプリLANGAKUを使い始めて1年が経とうとしています。


 前回の投稿のときは、あまり楽しい気分ではありませんでした。4年半やってまだ英語が楽しく思えないという悔しさがあったからです。


 LANGAKUで読んだ単語数の累計が160万を超えました。


 最近少し、英語に愛着を感じてきたように思います。「もっと知りたい」という気持ちが、少し、出てきました。5年かかってやっと。


 裏を返せば、それほど嫌いだったんですね。そりゃもう、中学高校の頃は大嫌いでしたからね……。


 「フレーズを覚えたい」という欲求が出てきました。


 そこでフレーズを勉強できるアプリを新たに探したのですが、英語アプリってサブスクに入らないと使えないものが多い上に、料金も高い。


 手持ちで何かなかったっけ、と思ったらありました。Real英会話というアプリが。


 英語を始めてすぐの頃にダウンロードして、いくらか使ったきりで放置していたものです。


 サブスクではなく買い切り型の有料アプリで、ダウンロードする時点で支払った覚えがあります。当時600円。この値段ならいいか、と買ったのですが、今見たら1200円に上がっているようでした。


 このアプリはフレーズごとに英文、例文、和訳、日本語での説明、発音のセットで教えてくれます。


 発音は「アップルの音声認識システムを使って」とあるので、siriに聞き取ってもらう感じでしょうか。


 前回紹介した発音練習アプリのElsaとsiriでは、発音の認識の仕方がけっこう違うなと感じます。


 当然ながら発音講師のElsaのほうが厳しく、重箱の隅を突っつく感じで「ここ違うよ! 全然ダメ!」と言ってきます。一方でsiriは「えーと、こう言ってる? のかな?」と、siriのほうが頑張って解釈してくれます。


 最近になって思うのですが、発音って完璧である必要はありませんよね。だって職場に、滑舌が悪すぎて何言ってるかわからないおじさんとかいますもの。日本で生まれ育ったって日本語の発音がいまいち。そんな人はざらにいます。


 私も日本語の発音にけっこう自信がないのですが、それでも聞き取ってもらえたり、言い直せば通じたりするので。


 母語でその程度なんだから、ねえ。


 以前は面白いと思わなかったReal英会話、今開いてみたら、まさに今の自分に必要なものでした。


 例えばこんな文章。


 Could you give this to him for me? (これを彼に渡してくれませんか?)


 あ、と思いました。


 LANGAKUで見たことある。最後の"for me"が日本語だったらつけないなと感じたやつ。


 そんな感じで「ぴんとくる」のです。馴染みを感じると言うか。


 ダウンロードした頃はまだ多読をしていませんでした。つまり英語を知らない状態でフレーズだけ見たので、どれを読んでもぴんとこない。他人事でしかない。


 それが自分事になったんだな……と思いました。


 ちなみにここ数日は『Dr.STONE』を気に入って読んでいます。科学用語が出てきますが、読み飛ばして平気です。キャラクターとストーリーのタフさがいい。


 その前は『テガミバチ』に一瞬はまりました。何と言っても絵が美しい。一話平均の単語数が少なく読みやすい作品でした。


 あと『鬼滅の刃』が先日の更新で完結まで公開されたらしいので、それも読みに行かないと。


 「LANGAKUをやめるのはいつだろう?」ということをしばしば考えます。「英語が日本語のようにスラスラ読めるようになったら」と思うのですが、それは300万単語か500万単語か……。


 何となく、来年には卒業していたいな、と思います。

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グダグダエッセイ・英語を勉強してます 鏡りへい @30398

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