歴史と宗教

◆ミドワルトの歴史(536)

神代(~新代歴0年)

再生の時代(新代歴0年~数十年の間)

発展の時代(新代歴数十年~300前後)

帝国の時代(新代歴300年前後~538年)

戦乱の時代(新代歴538年~819年)

革新の時代(新代歴819年~940年)



◆神代(紀元前、経典による伝承のみ)

天界に神々が暮らし恒久の平和と繁栄を築いていたとされる。

地上は冬の時代が続き、人類は泥の文明を送っていたとされる。

ただし、かつての人類も高度な文明を持っていた説はある(異端)

天界が善神と悪神に分かれて争う。

善神の中に主神ワイドフルと聖天使ヘルサードが現れ悪神に打ち勝つ。

神は神界へと移り住み、その際に代行者として人類を選ぶ。

新世界のアダムとイブが地上に降り立つ。

 


◆再生の時代(新代歴0年~数十年)

 新世界のアダムとイブが世界各地を回り輝鋼石を精製する。

 この頃はまだ悪神の残したエヴィルが世界中に残っていた。

 新世界のアダムとイブが引き連れた使途が各地に居住。

 使途は原始輝術を操り、司祭となってその土地の人類に伝承を語り継いだ。


 

◆発展の時代(新代歴数十年~300年前後)

輝鋼石の傍でのみ平和な集落が作られる。

やがて人類はそれ以外の地域にも生存圏を拡大し始める。

原始輝術が現在の形に近い輝術となり、司祭以外にも使えるようになる。

輝鋼石の力を使ってエヴィルにも通じる武器を作るようになる。

各地で開拓団が組織されエヴィルを駆逐しながら勢力を広げていく。



◆帝国の時代(新代歴300年前後~538年)

ミドワルト南方に位置する町の長が王を名乗りスティ―ヴァ王国を樹立する。

それまでの常識とは異なる組織的に運用された軍団を用いて各地域を侵略。

帝国版図最大時にはプロスパー島を除く大陸全土、四つの輝鋼石を支配下に治める。

輝鋼石の研究によって初期の輝攻戦士が誕生する。

この頃に神話の時代から残っていたエヴィルはほぼ駆逐され尽くす。

輝鋼石の管理を任されていた教会が経典解釈から主神派と楽園派に分かれる。(~革新の時代まで)

502年、帝国が五つ目の輝鋼石を有する土地に侵攻するも、激しい抵抗を受け輝鋼石が砕ける。

別れた輝鋼石は小輝鋼石となり、各地でそれを手にして力を持つ者が増え始める。

538年、ギヤィヤ会戦。帝国VS周辺連合国家。帝国が大敗北をする。



◆戦乱の時代(新代歴538年~819年)

小輝鋼石を手にした各地の支配者によって小国家が乱立。戦国時代が始まる。

教会の権威が最大になる。

ストライクアームズが初めて作られる。

シャインマスターと呼ばれる高位輝術師が存在。現存はせず。

五つの大輝鋼石を奪取した国が地域の覇権国家となる。

国家は統廃合を繰り返し、最終的に現在も続く五大国にほぼ集約する。

819年のファーゼブル王国建国を持って戦国時代の終焉が宣言される。



◆革新の時代(新代歴819年~940年)

大きな争いはあまり起こらず平和な時代が続く。

各地の小輝鋼石が集められ、中輝鋼石として大国領内に安置される。

大輝鋼石、および中輝鋼石を所有する町が輝工都市の原型となる。

輝鋼石の輝力を輝流として抽出する技術が確立。機械が誕生する。

機械の発展によって輝術師の数が激減。シャインマスターは姿を消す。

貴族階級の解体が進み、王家への権力一元化、もしくは民主化が進む。

セアンス王国で王家が打倒されセアンス共和国となる。

主神派と楽園派が歴史的和解。



◆魔動乱の時代(新代歴940年~)

突如としてウォスゲートが発生。世界中にエヴィルが溢れる。

その副次的影響でミドワルトの獣も一部が狂暴化する。

平和な時代が続いたため輝士団も輝術師もまともに抵抗をできず蹂躙される。

最初のウォスゲートが開いてからの1年間でミドワルトの人口は二割減。

教会は神隷輝士団を組織するが効果は薄かった。

各地で冒険者と呼ばれる者たちが現れ、国家もそれを全力でサポートする。

エヴィルを前にすると怯えて役に立たない騎馬に代わって輝動二輪が発明される。

972年、後の英雄王アルジェンティオが聖少女プリマヴェーラと出会う。

五英雄がビシャスワルトに侵攻。ウォスゲートを塞ぐことに成功する。



◆現代(~現在)

魔動乱終結後から現代までの時代。



◆ラパス教

ミドワルトで信仰されている宗教。


 ・聖典(150)

 教会が書き記したラパス教の聖書。

 各種の神話が描かれているが、内容の多くが捏造と後付けとされる。


 ・主神ワイドフル(150)

 ラパス教の最高位の神。


 ・聖天使ヘルサード(150)

 聖典における主神に次ぐ主要な存在。


 ・主神派(150)

 メイン。ラパス教の宗派。

 主神こそを最も崇めるべき存在と信じる一派。


 ・楽園派(150)

 ヘブン。ラパス教の宗派。

 聖天使を主神と同等に崇めている一派。


 ・愛の女神エミィ(150)

 ラパス教における聖天使の最初の妻。


 ・堕天ルシ(150)

 ラパス教における反逆者で主神の実子。


 ・泥の文明(150)

 ラパス教に置ける主神に導かれる前の人類。


 ・赤の天使カサカーヤ(150)

 ラパス教における開闢の章での神の先兵。


 ・白の天使オリトコ(150)

 終末の章の天使。


 ・新世界のアダムとイブ(150)

 主神に遣わされ人間の新時代を導いたと言われる二人。

 絵画に描かれるイブの姿はナータに酷似している。


 ・聖魔大戦(150)

 旧文明を滅ぼしたと言われる闘い。


 ・海神(151)

 海底に都を作ったと言われる神。


 ・天空神(151)

 蒼き月に民を導いたと言われる神。


 ・堕天派(246)

 ルシフ。異端とされる教会の一派。


 ・天界(536)

 神々が住んでいたという世界。


 ・神界(536)

 神々が争いの後に移り住んだ異なる次元に存在する世界。

 別名をヘブンリワルト。

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