第2話 4月

  4月の第三月曜日。

 放課後の時間にフルダイブの真、この2時間の憩い、この巴戦術の繰り返し。

 朝方の登校、このやや遅れ気味に校門に走る。

 天から降る影、真は伸縮警棒を引き抜いた、スマホに撮影、友人達に送る。

 真

 「ハイそうですかと負ける分けないでしょう」

 両手の太刀、この肥満体の頭部に動物の骨が兜、小手に腕輪、胴体のへそから下にズボン、靴はない、代わりに靴下を履いた。

 スマホの先

 「真!」

 真

 「ただいま交戦中!」

 スマホの先

 「校門まで全力疾走」

 真

 「やってみる」

 太刀が振り下ろされた、先に回避と全力疾走、この肥満体の生き物は太刀を投げた。

 真に外れた太刀、校門に滑り込んだ。

 智充

 「ぎりぎり」

 楓

 「いきなり怪物登場?」

 真

 「いきなり怪物登場で~す」  

 校門を閉めた、校舎に全力疾走。

 担任の藤木道夫

 「先生はさっぱりわからない」

 真

 「とにかく門は閉めました、校舎のドアも閉めます」

 戸締りと籠城戦。

 柔道部主将

 「太刀を持つ肥満体、兜が動物の骨、なにあれ?」

 剣道部主将

 「太刀ってやばくねぇか?」

 空手部主将

 「ヤバい、弓道部」

 弓道部主将

 「当たるか?」

 真

 「ヤカンにお湯を40!」

 お湯に攻撃用意。

 化学部は薬品をかき集めた。

 お湯に攻撃用意、他に液体窒素を攻撃用意。

 真

 「シールドを4枚!」

 指示が飛ぶ、お湯、液体窒素、シールドに攻撃用意。

 真

 「カーテンは厚い、補強材になる!」

 この攻防戦と肥満体は校門を壊して侵入した。

 真

 「速いな、校舎のドアにバリケード!」

 バンバンにバリケードを張る。

 真

 「お湯40できた?」  

 左右の反応。

 真

 「液体窒素ありったけ」

 このお湯40個を製造、シールド4枚を製造、体格の合う形に裏口から挟み撃ち。

 お湯をひたすら、太刀を振り回す肥満体、この液体窒素をぶっかけた。

 ぶもぅーおーうと吠えた。

 真

 「ダメージ最高、全員は退却、弓道部の一斉」  

 この射る弓道部の嵐。

 最後に肥満体は太刀を真に投げたが、外れた。

 胴体

 「経験値取得、レベルアップした」

 真

 「確かに」

 警察が来た時、倒れた肥満体、太刀の二つ、壊れた校門、バリケードのドア。

 事件の後、真白真の的確な指示、また即判断した判断力が冴えた。

 この次を警戒、この楓に現れた。

 楓

 「そう来た!」

 真

 「言わんこっちゃない!」

 慣れた高校は即行動。

 お湯、液体窒素、シールド、弓道部の一斉、この警官が4人来て射撃の嵐。

 女子高生を狙う肥満体の2体、この天から降る肥満体に悩む。

 全国の女子高生が経験した肥満体。

 能力に優れた女子高生を狙う肥満体達。

 真  

 「シールド4枚、ヤカン40、液体窒素は最低限二体分、弓道部の矢はありったけ」

 支給された装備。

 警官も拳銃携帯、散弾銃携帯の二人一組に巡回。

 この事件群、この登校途中の出現。

 真

 「はい来た!」

 3回目の討伐用意。

 警官も全力疾走。

 攻防戦、この警官の散弾銃がひたすらの射撃、片方の拳銃がひたすらの射撃。

倒れない肥満体、このヤカン、液体窒素、シールド、弓道部の一斉に倒した。

 真

 「流石に速い、文句はない」

 効率化された肥満体討伐。

 警官達はありったけの弾が効かないと驚く。

 

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