第4話

「セラ!危ない!」

リサは短剣を取り出しハイドスネークを追うが間に合わない


「邪炎弾!」


セラに迫るハイドスネークを黒紫の炎が焼き尽くす


「二人とも大丈夫!?」


アイトが二人の前に立ち一緒に戦おうとする


「助かりました、ありがとございます」

セラはステッキを構える


「セラを助けてくれてありがと、あたしは冒険家のリサ、そっちは」


「タクティクスのセラです」


リサは短剣を構えながら二人の元にいく


「俺は邪剣士のアイト、あいつらが畑を荒らすモンスター?」


「はい、そうなんですがあまりにも強くて村に戻ろうとしていたんです」


「特にスマッシュボアからのダメージが多いから勝てないの、冒険家のスキルとりもちで動きを封じているけど長くは持たなそうだから今のうちに逃げるわよ」


3人は今のうちに村に帰ろうとするがスマッシュボアがとりもちから脱出し3人に突進してきた


思ってたよりも動きが速く3人はなんとか横に跳んで避ける

「まじか!?」

少し転がってから立ち上がり

「2人とも大丈夫!?」


リサとセラはアイトに続いて立ち上がり

「はい、なんとか」


「あたしも大丈夫だけど、こいつからは逃げられなさそうね」


スマッシュボアは逃げ道を無くすように道を塞いだ


もう一体のハイドスネークが隙をついてアイトに噛みつき攻撃を仕掛けてくるが


「邪炎斬り」

あしらうように倒す

MPが無くなったため、元気で草を2つ食べて回復する

「ハイドスネークを一撃で…凄いです」

「ふあいはHPとMPだいろーぶ?」

2人は大丈夫か聞いているようだ


「ちょっと何言ってるか分からないけど次が来るわよ」


スマッシュボアは突進をしてくる

軌道は真っ直ぐなためタイミングさえ合わせれば避けることが出来た


「リサちゃんMPがもう無いよ」


アイトは元気で草を食べ終わると2人の前に立ち

「少し時間を稼ぐから2人は回復アイテムを使ってて」


「ありがと、お言葉に甘えて草をたべてるわ」

草を食べるなんて現実では出てこない言葉だ


アイトはスマッシュボアの横から斬撃を与えて注意を引く

(デバフ効果は入るはず)


スマッシュボアは体を横に動かし暴れだした

アイトは一旦離れ

「邪炎弾」

2連続でスキルを使いダメージを稼ぐ

スマッシュボアはアイトに突進を仕掛けるがスピードが下がっているため、先程より避けやすい

スマッシュボアが止まった瞬間アイトは追いかけ、足に一撃お見舞する

(そろそろHP少なくなってきたんじゃないの)


なんて思っていると

「こっちは準備万端よ」

「完全に回復しました」

2人は武器を構えていた


「あたしがあいつの動きを止めるから攻撃をお願い」


「2人にバフをかけます、ブルト」

2人に1回ずつスキルを使うと体が一瞬光った


「2人のDEFが上がりました」


「よし、いくよ!」

スキルとりもちを2連続で発動しスマッシュボアの足を縛る


(チャンス)

アイトは動けないスマッシュボアの横から連続で切り刻むとスマッシュボアは消滅した


「やりました!」


「やっと終わったのね」


アイトは2人の元に行く


「お疲れ様〜、これでクエストクリアになるはずなんだけど…」


『クエストクリア』

・報酬

蛇の皮 10個

400ゼン


ステータス画面とアイテム欄を見るとしっかり獲得していた


「はい、ちゃんとありました」


「全員が同じ報酬って感じなんだね。3で割り切れないから楽でいいわね」


3人は村に戻ることにした

帰る途中改めて自己紹介をすることにした


「じゃあ改めて、あたしは冒険家のリサ。サブアタッカー兼探索が得意だよ」


「私はタクティクスのセラです。バフが得意です」


「俺は邪剣士のアイト。遠近どっちもいけるアタッカーだと思う」



「邪剣士・・・聞いたことないですね」


「ってことはユニーク職!?ちょうどアタッカー探してたから一緒にプレイしよ!」


「り、リサちゃんあんまり迫ると迷惑になっちゃうよ」


「あははは、俺も仲間がいたら楽になるから暫くお世話になるよ」


3人はこれからどこに行くか話し合っていたら


「おぉ!若者達よ!モンスター達を倒してくれてありがとう。感謝しても仕切れない、よかったらこれを受け取ってほしい」


・リリリゴ 3個 (見た目はりんご)

・クラクランボ 3個 (見た目はさくらんぼ)

・ガチ蜜 3個 (見た目は瓶に入った蜂蜜)


3人は

(((ネーミングセンス・・・・・・)))

と同時に思っていた





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