第3話
何一つとして、不満はなかった。
欲しいものはいつでも欲しいときに手に入り、食べたい物を言えば、その日の食卓に並んだ。他の友達よりも何倍ものお小遣いを毎月貰い、買いたいものはすぐに買えたから、地元ではカードゲームで負けたことがなかった。
テストも当たり前のように全教科百点を取り、運動だってそつなくこなし、そのおかげで気になった女の子とは必ず両想いになれた。
こんな当たり前が物心ついたときからずっと続いているせいか、自分がどれだけ恵まれているか分からなくなるときがあり、それについて一日中考えることもあった。
兄さんとは物心付いたときから目も合わなければ、俺の言葉も耳まで届かず、あらゆる場面において一切の摩擦も起らないから、兄弟喧嘩なんかも起るはずがなかった。兄弟というのはこういうものだと思っていた。だけど小学校に入って兄弟がいる友達の家に遊びに行ったとき、その友達が二つ上の兄のプリンを黙って食べたからという理由で、どちらかが死ぬまで終わらないんじゃないかと思うぐらい、壮絶な殴り合いを始めたのを見て、自分たちは例外であることを知った。兄弟とはプリン一つでこんなにもぶつかり合える関係なんだと知り、同時に何故かその関係が眩しく、羨ましくも思えて、それはお金では買えず、欲しいと思ってもどうやって手に入れればいいか分からないもどかしさが俺の心を侵食していくことに気づいてから、兄弟のいる友達と次第に距離をとるようになった。
そんなとき、小学三年で同じクラスになったのがマサルだった。いつ見てもずっと一人で、授業が終われば机の引き出しから自由帳を取り出し、精密な機械のように無表情で鉛筆を走らせていた。そんな姿に皆からは気持ち悪がられていたけど、俺の目には、無表情の裏側に広がっている自分だけの世界に浸り、存分に自由を謳歌しているように見えた。
そんな小学生ながらも無限の秘密を持ち合わせていそうなマサルに惹かれた俺は、声を掛けようと席を立った。
その瞬間、何故か鼓動が高まり頭の中に響き渡った。まさかとは思った。普段人見知りなどは全くしなかった俺は、人と話すときに緊張の『き』の字も頭に浮かんだことがなかった。
だけど今、確かに緊張している。それも、相手にされることが分かっている好きな女の子に声をかけるときの、数十倍以上に。
何故同性であるマサルに声を掛けることがこんなにも緊張するのか。自問自答しながら、一歩ずつマサルに近づいて行くが、高鳴る鼓動の音が邪魔をして──結局全く答えが出ないままマサルの背後に立った。
いつもの距離なら聞こえない鉛筆の芯が紙を撫でる音と、運動場で騒いでいるクラス皆の声が窓の外から聞こえる。二人しかいない教室だから、それらはより鮮明だった。
「何描いてるの」
人は緊張している状態で何かを話すとき、高確率で知っていることを聞く。
「黒板消すやつ」
思っていたよりも高くて、でもどこか大人びている。そんな印象の声だった。
「絵うまいなぁ」
素直にそう思ったが、上手く感情を乗せられず、色のない言葉がマサルの手前で弾ける。
女の子と話すとき、大抵三言目には好きな人がいるか聞けるのに、マサルにはまだ今日食べた給食の話すらできていない。
言葉では駄目ならと焦りを足に絡めたまま、マサルの横側に行き違う角度から絵を見ようとしたが、そっと背を向けられてた。
嫌がられている。
「他の絵も見せてよ」
ふと、漏れ出したように言葉を出すと同時に、やりすぎた、という気持ちが、その言葉の後を追いかけてくる。焦りで麻痺した言葉のポンプは、もはや制御できなかった。
「家にある」
返事が返ってくるとは思っていなかった俺は、慌てて言葉を打ち返した。
「じゃぁ放課後、行くわ」
無理やりゴールテープを切るように会話を終わらせた俺は、足に絡まっていた焦りを振りほどきながら、勢いよく教室を出た。こうして俺とマサルの初めての会話は、目すら見れず終わった。
あんな会話の終わらせ方をして、ちゃんとマサルは俺を家に入れてくれるのだろうか。ちゃんと絵を見せてくれるのだろうか。やっぱり、さっきの会話で嫌われたんじゃないだろうか。五時間目はそんな不安が頭を埋め尽くし、初めて算数ドリルの問題を間違えた。
終礼後、すぐにマサルの席へ駆け寄って一緒に帰ろうと声を掛けようと思ったが、普段一人のマサルがいきなり俺と二人で帰る姿を周りの奴らが茶化す姿がすぐに想像できたため、下足場で待つことにした。
お昼休みの失敗を繰り返さないよう、なるべく自然体を装って待つことにしたが、手持ち無沙汰で落ち着かなくなり、ランドセルから理科の教科書を取り出し、読んでいるふりをして待った。
数分後、下を向きながらゆっくりと廊下を歩いてきたマサルを横目で確認しつつ気づいてないふりをし、マサルの第一声を予想しながら教科書を見続けた。
俺の数歩手前まで来たマサルは一瞬顔を上げ、俺を見たかと思えば、そのまま流れるように下足場へ向かった。
やっぱり嫌われている。そんな考えが脳を貫いた瞬間、また焦りで言葉のポンプが麻痺している感覚に陥った。俺から逃げるように下足場を出るマサルの背中をじっと見つめていると、人生で初めて、諦めの二文字が体を覆っていくのが分かった。
だけど、ここでマサルと友達になることを諦めると、一生後悔すると誰かに囁かれたような気がして──気づけば土足に履き替え、急いでマサルを追い、隣に並んでいた。
「いつもどっちから帰るの、東、西」
息を荒げながら、また分かり切ったことを聞く。
「ほんとに来るの、家」
耳にゆっくりと注がれたマサルの冷たく黒い声と、焦りが化学反応を起こし、言葉のポンプが爆発した。言葉を失った俺は、無理矢理笑顔を作り頷くことしかできなかった。
マサルの家は外壁の塗装が所々剥がれた、お世辞にも綺麗とは言えない団地にあるアパートの四階にあった。家についてからも一切目は合わず、俺はお母さんに出してもらった麦茶を口につけたまま、飲んでいるふりをした。小学生ながら好奇心は強い方だと思っていたが、1LDKのリビングが七畳程で、必要最低限の家具家電しかない質素な部屋だったから、沈黙を破る第一声も一向に出てこなかった。
「絵、好きなの」
突然のマサルの声に驚き、麦茶が器官に入りむせた。恐る恐るマサルに目をやると、心配そうに目を細め、まじまじとこちらを見ている。
「別に、でもマサルの絵は好き」
初めて、マサルに対して自然に言葉が出た。
「なんかアニメのキャラとか、好きじゃないの」
「そーゆーのあんまり見ないんだよね」
徐々に視野が広がっていく。半歩ずつ近づけている。そんな気がした。
それから、これまでに描いた絵をたくさん見せてもらった。部屋が質素な分、ダムが崩壊したように絵の描き方や書いている物など事細かに聞いた。だけど、本当に聞きたいことはそんなことじゃなかった。
「マサル、絵描くの好き?」
一呼吸分だけ間が空いた。
「別に、好きじゃない」
そんな想定外の言葉にも不思議と驚かなかった。
「一緒だなぁ、俺も勉強そんなに好きじゃないもん。でも」
顔を上げると、水晶のように輝くマサルの目があった。
「やってると、父さんも母さんも、何か嬉しそうなんだよね」
その言葉にマサルが小さく頷いたとき、バチッと、鋭利な音が立って、マサルと何かで繋がった気がした。俺とマサルは、何かをやるための理由が同じ所にある。だから俺は、マサルに惹かれたんだ。
それから学校のある日もない日も、お互いの家を行き来する関係が二年続いた。ほとんどの時間は俺は勉強を、マサルは俺に絵を教え、夕日が落ちそうになるまで黙って取り組むという小学生らしくないものだった。だけどそれはそれで楽しくて、もしかしたら無意識に思い描いていた理想の兄弟像を投影していたのかもしれない。
お互いやっていることは違うけど、やる理由は同じ。それだけで心の奥から繋がり合えているような気がした。
ある日、俺は家族に絵をプレゼントするため、『人』の描き方を聞いた。何故かこれまで見せてもらった絵は全部『物』を描写したものだけで、その奥歯に挟まった疑問を取り除きたいという気持ちもあった。
「また今度教える」
返事は軽く、そっけなかった。そしてその言葉の裏には、決して自分の大切な物を見せず、寄せ付けないために棘がついた大きく分厚い壁が見えた。
「実はさ、家族みんなの絵描いてプレゼントしたいんだ」
きっと崩れる。そう信じて、話を前に進めた。
「お父さん、仕事何してるの」
「お医者さん」
棘を避けるように答えた。
「シンもなるの」
「まだ、分かんない」
「なりたくないの」
「それも分かんない、でも、なって欲しいんだってさ」
少しずつ、棘が削られていく。
「そんな理由でなっていいのかな」
そうしてようやく壁の真ん前まで来た。
「いいんじゃない」
だけど、それがあまりのも大きく硬い壁であると知った俺は、酷く落胆した。こんなにも長く一緒にいるのに。
「マサルっぽいわ、その感じ」
気づけば自分の言葉にも、無数の短い棘が生えていた。その一本一本を丁寧に抜き取りながら、自分と兄さんの間にある違和感に似た何かが、マサルとの間にもあること知り、それが大きくならないことをひたすらに願った。そのとき、俺たちの間だけに流れる重く淀んだ空気を、マサルのお母さんお手製のおにぎりが遮った。
「おっ、ラッキー」
胸いっぱいの空元気を言語化したように声を出して、おかかのおにぎりを頬張った。
だけど、デパ地下には売ってない、いつもの愛情のこもった味は全くしなかった。
九月一日。
夏休み明けの最初の授業の日だった。朝の天気予報では一日晴予報だったのに、午後から少し曇り始めたかと思えば、急に土砂降りの雨が降り始めた。
その日の帰り道、置き傘もなかった俺は、マサルの傘に入れてもらい、お互い片方の肩を濡らしながら一緒に帰った。
「今日、遊べる?」
珍しく話を切り出してきたのはマサルの方からだった。その日は特に予定があったわけでもなかったが、遊ぶ約束はしていなかった。
「見せたいものがあるんだ」
「分かった」
そこではあまり深くは聞かなかった。マサルが口下手なのは誰よりも知っているし、何より、早く雨の当たらない場所に行きたかった。
雨に覆われている日のこのアパートは、いつもより一層不気味さを増す。晴れている日だったら踏み外す心配のないコンクリートむき出しの階段も、今日ばかりは一段ずつ意識しながら登っていく。
玄関のドアが開くと、バスタオルを持ったマサルのお母さんが出迎えてくれ、俺たちの肩がぐっしょり濡れたシャツの水をすぐに吸い取ってくれた。
マサルの家に行くと必ずお母さんがいる。俺はマサルのお母さんの姿を見るたび、いつ働いているのだろうと疑問に思うことがある。普通の家庭では、お母さんが家にいるのは当たり前のことかもしれないけど、マサルの家はお父さんがいない分、お母さんが稼いでいると思っていた。
でも、もしかすると、父がよく見ているサスペンスドラマで耳にする、『イシャリョウ』で生活しているのかもしれない。だとしたら、知りすぎると、ドラマみたいに自分も口封じのために殺されてしまうのではないかと思い、聞くのをやめた。
いつもの学習ノートを二冊広げてしまえばいっぱいになる大きさの円卓を囲み、出してもらった麦茶を一口飲んだ。
「何見せてくれるの」
「これ」
いつもの押し入れから、B4サイズのスケッチブックを取り出し渡してきた。
わざわざ絵を見せるために、マサルの方から誘ってきたのかと少し不思議に思いながら表紙を開くと、そこには黒鉛筆一本で生き写されたかのように描かれた、マサルのお母さんのいつもの笑顔が描かれた似顔絵があった。
「この前さ、人の描き方のこと言ってたから」
「すごい」
それ以外の言葉が見つからなかった。たった一枚の紙の上に描かれているはずなのに、絵では描き表せれるはずもない、声や息遣いが聴こえ、瞬きや表情の変化までも、見えそうな気がした。マサルを初めて見た時の、言葉では上手く説明できないが人と違う感じ。絵を見たとき、それに近いものを強く感じた。
何故こんなにも上手に人を描くことができるのに、物ばかり描いてきたのだろう。俺が写真をマサルに見せたあの時の反応も、何か『家族』に対して、消極的な考え方を持っていて、それがこれまで『人』を描いてこなかった原因だったのかもしれない。
だけど何はともあれ、描く決意をしてくれた、俺のために……。そんなことを考えていると、俺たちの間に沈黙が起きていることに気づき、慌てて言葉を発した。
「どのくらい練習したの」
「してないよ。初めて『人』描いたけど、けっこう上手く描けた」
そう言いながら、三日月形になった目と、控えめに上げた口角を見て、マサルはやっぱりお母さん似だと思った。
それから描き方を教わった。一枚目は家族写真に写る母の顔を見ながら、マサルの鉛筆の動かし方をそのまま真似するように書いた。二枚目は一枚目を思い出しながら自分で描き、細かい部分はマサルに教えてもらいながら描いた。そして三枚目、四枚目と枚数を重ね描いていくごとに、いつも一緒に暮らしている母に近くなっていくのが目に見えて分かるのが嬉しかった。そうして八枚目に出来上がった似顔絵は、マサルは劣るけど、自分としては申し分ない出来の似顔絵になった。
「やっぱシン、才能ある」
そんなことない。マサルの教え方が上手いから、マサルに才能があるから、マサルが『人』を描く決意をしてくれたから……。
たくさんの感謝の言葉が、言葉の引き出しから湧き出てくる。
俺も医者になれば、こんな風に誰かに感謝されるのだろうか。お父さんも色んな人に感謝されているんだろうか。そんなことを考えていると、心の真ん中が少し暖かくなった。
他の誰かをこんな気持ちにできるのなら、目指すのも悪くないと思った。
とにかく今はたくさんの感謝の気持ちを言葉にして伝えなくちゃいけない。だけど、多くを伝えようとすると、それが薄く引き伸ばされる気がするから、こんな時こそシンプルで良いと思った。
「マサルのおかげだよ、ありが」
ドンっ。
ドアの向こう側から鳴った鈍い音は俺の言葉だけでなく、俺たちの間に芽生えようとしていた火種までも遮った。
外で降り続く雨の音と、緊張が張り詰めた空気が俺の体を重くし、凍ったように動かない。
それでも辛うじて動かせた目で隣を見ると、マサルは体に纏わりついた、ずんと重くなった空気を、体全体で持ち上げるかのように立ち上がり、ドアノブに手をかけた。
そしてそっとドアが開くと、そこには食器を洗っていたマサルのお母さんがぐったりと台所に横たわっている姿が目に飛び込んできた。
マサルは飛びつくようにお母さんに近づき、肩を揺する。俺は立ち上がりマサルの元へ行こうとするが、蛇口からシンクに落ち続ける水の音に押しつぶされるように腰が上がらない。
「母さん! 母さん!」
見る限りお腹は動いているから息はある。だけど、ものすごく苦しそうで、呼吸器以外の器官はすべて死んでいるようも見える。
「母さん、母さん。どうしたの」
肩をゆする力がどんどん強くなるにつれて、呼びかける声は小さくなる。頬を伝ってマサルの母さんに落ち続ける涙は、マサルと同じ右頬を濡らした。
「ねぇってば、母さん……」
目の前の現実を拒否するかのように、首をゆっくりと横に振りながら、項垂れていく。
「シン、助けて……」
その憂いの塊のような声は俺を縛っていたもの全てを吹き飛ばし──一滴も水を含んでない雑巾を絞るかのような掠れたマサルの泣き声を、蛇口から流れる水がシンクに当たる音で掻き消されそうになる前に拾い掬った。
慌てていつも携帯電話を入れている右ポケットに手を入れるが、学校から直接マサルの家に来たことを思い出す。テレビすらないこの部屋では電話なんてもちろんない。
「マサル、お母さんの携帯電話は」
「分かんない……」
涙交じりのその声が脳内に繰り返されるにつれ、次にやるべきことが分からなくなっていく。そして徐々にお母さんの呼吸が薄くなり、それに反比例するように俺の心拍数は上がっていく。
このままだと……。
気が付けば靴も履かず、家を飛び出し、向かいの部屋のインターホンを強く連打した。
その行動に自分の意識はなく、ただ細胞一つ一つが恐怖に突き動かされていただけだった。マサルを悲しませてしまうのではないかという恐怖。マサルと俺を繋ぎ合わせてくれた絵を描くきっかけになってくれた大切な人を、俺のせいで無くしてしまうかもしれないという恐怖。これがきっかけでもう会えなくなるんじゃないかという恐怖。
そして、それらに輪をかけるように冷たく短い機械音だけが廊下に落ちていく。
「くそっ」
そう言葉を吐き、つい数時間前に慎重に上ってきた暗い階段を、一心不乱に勢いよく下った。二階から一階へ下る途中、階段を踏み外し、勢いよく体の至る所を打ち、転げ落ちた。だが傷口を確認する間もなく立ち上がり、土砂降りの雨の中に出る。
雨が傷口を刺すように降り注ぐ。しかし不思議と痛みはなく、あるのはただ痛覚をも抑え込む恐怖だった。
膝と腕から血を流し、雨でぐしょぐしょになった靴下を履いた足裏に時折尖った小石が刺さる。そんなことなどお構いなしに俺はひたすら走り、団地の入り口の前にあるコンビニへ向かった。マサルとお菓子を買いに行くときはあれほど短く感じるのに、今はどんなに前に進んでも辿り着けないほど遠く感じた。六十メートル前まで来た辺りで、レジ袋を手首からさげた女性がコンビニから出て、こちらに歩いてくるのが見えた。
お互いに駆け寄り、女性は傘の中に入れてくれた。安堵からか、急に体から骨が全て抜かれたように力が入らなくなり、俺は膝をついた。
「こんな雨の中、傘も差さないでどうしたの?」
「人が……、倒れて……」
傘の中にいるはずなのに、水が頬を濡らし続ける。
「人?」
「救急車、呼ばないと……」
体はこんなにも濡れているのに、声は完全に乾ききっていた。
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