第2話 テンプレ盗賊
他にはいなさそうだから二人を解いて外に出てもらいアジトはそのままにしておくか。
「あのありがとうございます」
「ありがとう」
「どういたしまして」
んじゃ盗賊の馬車をいただいて、創造魔法で、御者を取ると、さあ乗ってください。
「はい、ありがとうございます」
「…」
馬車の言った方に行けば街があるはずだよな。
パカラパカラと荷馬車を走らせる。
一時間ほど走ったところで門があり兵士がいたので止まる。
「盗賊を退治してきました」
「先ほど聞いた、相当やるみたいだな」
「あははは、まぁ」
「で後ろの二人は?」
「アジトに囚われていた人です」
「ん?こ、これは辺境伯令嬢のアンリエッタ様!」
とても腰を低くして頭を下げている。
令嬢だから偉い人の娘さんか。
「よくやったぞ!金一封、もしくは召し抱えられるかもな」
「えー、金一封でいいや」
「欲のないやつだな、それより盗賊の首は?」
「持ってきてるけど出す?」
「ここではなんなのでこちらで、お前たちはアンリエッタ様を客室に連れて行って差し上げろ」
「は!」
俺は別の場所で頭を全てとカードを渡すと、
「コワンゾ盗賊団か!良くやった!報奨金等は後ほど渡そう。それよりお前はカードを持ってないのか?」
「あぁ、持ったないから作りたいんだけど」
「そうか、ギルドに行けば作ってもらえるぞ。手紙を書いてやろう」
「ありがとう」
手紙を受け取るとアンリエッタ様?は他のものが迎えにくるらしいので俺は先に通された。
馬車も手に入って報奨金なんかももらえるなんて最初からついてるな!
道なりに進むとまた門があってそこでも同じことを言われた。で通っていいということだが馬車を預かってもらった。街の中じゃ歩きにくいからな。
街に入ると人が多いなってか猫耳とかいるじゃんか!凄えなぁ。じゃなくてギルドに行かないとな。
大通りを歩いているとあった。
大きな建物だ。両開きの扉はやっぱり異世界だからなんだろうな。
入ると受付カウンターがあって受付嬢がいたので、そこに行く。
「カードを作りたいんですが、あとこれも」
せっかく書いてもらったものだし出しておく。
「はい、分かりました。では、ここに手を当ててください」
なんかの機械みたいだな。指紋認証とか?
「はい、カードが出来上がりました。Dランクになります。最初はFからなんですがそう書いてあったのでDランクスタートになります」
「へぇ、何ランクまであるの?」
「普通はAまでですが国王様が認められたらSランクもあり得ますね」
「そうなんだ。でさ、モンスターの素材とかはここで売れるの?」
「はい、彼方の解体場で買い取ってもらうことができます」
「あんがと」
解体場に向かうと、血の匂いが濃いな。
「なんだいあんちゃん?」
「モンスターの素材を売りにきたんだけどここ汚いね」
「しょうがねぇさ、解体場だぜ?」
しょうがないなぁ。クリーンを想像。
「クリーン」
解体場は綺麗になった。
「あんちゃんがやったのか?凄えなぁ!」
「まあね、でこれいくらになる?」
カゴの中に狩ったモンスターの素材を入れていく。
「ちょ、ちょい待ち!せっかく綺麗に解体しているんだからそこに並べてくれるか?」
「はーい」
綺麗に並べていくと、結構な数だな。
「全部あんちゃんがやったのか?凄え数だし綺麗な解体だな!最高査定プラスおまけだな」
「いえーい!」
金貨108枚と銀貨67枚になった。
「またきて掃除してくれよな!」
「またくるよ」
ギルド証には、
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エータ 二十歳 ランクD
レベル42
職業 冒険者
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と書いてあった。自分を鑑定してみると、
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エータ 二十歳
レベル42
職業 異世界人
スキル
マップ 武術全般 クリーン 身体強化 大工 御者
ユニークスキル
ネットスーパー 念話 創造魔法
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と出ている。
簡易的なカードだな。
それより宿屋だ!大通りに面した宿屋に入る。銀貨4枚で朝飯付きらしいので一週間分払っといた。
部屋に案内されるとベットに簡易的なテーブルと窓しか無かった。シャワーなんかないんだなと思いながらクリーンを使う。ついでに部屋にも。
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