売られた俺は神に貢物をするためだけに異世界に行く
あに
第1話 異世界転移
真っ暗な中で指の一つも動かせない?
なんでだ?俺は死んだのかな?
誰かー生きてますよ俺!誰かー!
声も出せないけど息はしている。
なんだよこの状況はと思ったらガムテを外す音がして光が入ってきた。
輪っかのついた爺さん?
へ?天国?
『おー届いたみたいじゃぞ』
『はーい』
届いたなんで俺送られてんの?
『そりゃゲルカリで売ってたからのぅ』
は?俺が売られてた?人身売買じゃねーかよ!
『あら、酷く困惑してますね』
「あ、喋れる!じゃなくてゲルカリで売ってたってどゆこと?」
差し出されたのはスマホに映る俺がたった五円で売れたことを画面が差している。
「うそだろ!こんなん買うやついんのかよ」
『ワシらが買ったんじゃ、どーせ異世界に連れてくなら買った方がいいと思うてな』
「は?異世界?知らないし、返してくれよ?返品だ返品。どーせ友達が面白半分に売りつけただけだって!」
『そうは言ってももう戻れんぞ?手続きは終わっとるしなぁ』
「え?手続きってなに?」
『貴方のことを地球から消しましたから』
「うっそだろ!ちょい待て、待って!」
『もう無理じゃて、それなりにして送ってやるから』
「それなりってどれなり?」
『先ずはアイテムボックス、鑑定、異世界原語じゃろ?』
『三種の神器ですね』
「な、なるほど…」
『あとはワシらに貢いでもらうためのネットスーパーもつけよう』
『ならお告げも必要ですね』
「なるほど」
『あとは簡単に死ねんように身体強化に武術詰め合わせじゃ』
『簡単に死んだらダメですよ?』
「なるほど」
『あとは…自分で考えて使える魔法がいいんじゃないか?』
『創造魔法ですね』
「なーるほど」
『こんなもんじゃろ?』
『そうですね』
「なるほど、三種の神器にネットスーパーに身体強化に武術全般に創造魔法って人間それ?」
『つけすぎたかのう?』
『あの世界ですしね』
『まぁ、行ってみるが良い』
「へ?」
気付くとあたり一面が森だった。
俺を売ったやつは天罰が降ればいい!
えーと、とりあえずわここどこよ?
「マップを作成」
おお、ここがどこかわかったわ見渡す限りある森の中ですね。
「生物がわかるようにマップに表示」
おお!赤点でわかるな!
「剣創造」
手のひらに剣が出来た。降ってみたが軽くていい感じだな。
さて、まずはどんな生物がいるかを確認しないとな。
赤点の方に向かって行ってみると、ゴブリンかよ!三匹いるな!
「あらヨット」
体が勝手に動いて三匹を簡単に殺してしまう。これは凄いな。
魔石とかいるのかな?
しょうがないので短剣を創造で作って解体も創造で作った。
「短剣要らなかったな」
解体で簡単にバラけてしまった。
「おっあったな魔石」
小さな黒い石のようなものがあった。
アイテムボックスってどうやって使うんだ?“シュン”と魔石が消えて頭の中にあるのがわかる。出したい時はすぐ出てくるな。
よし。だいたいわかったぞ!
「コンパスを創造」
これで方位がわかると、あとは街だな。
あっ!金ないじゃん!こういうのってモンスターの素材を売るんだよな?
とりあえず赤い点を虱潰しに殺して素材にしていった。とここで街道みたいなのがマップをに映るとそちらの方に歩いて行く。
おお!みちがあったわ!
どっちに行こうか迷っていると馬車が突っ込んでくるので避けると、盗賊達が追いかけてきたので斬る。
あぁ、こっちの世界に慣れたのか。
人を殺しても動じなくなっている。
「あー!こいつお頭を!」
かかってくるので斬って周り最後の一人に、
「アジト教えて?」
「は、はい」
マップに表示されたのでこいつもいいやと斬る。肩輪が壊れた馬車から出てきたのはお嬢様風のお嬢様なんだろうな。
「こ、この度は助けていただきありがとうございます」
「いえ、こちらこそびっくりして斬っちゃうとこでしたから。
「創造魔法大工」
肩輪を外して横に歩きを斬ると材料にして肩輪をはめる。
「よしこれでオッケー」
「あ、あの!ありがとうございます」
メイドさんかな?がお礼を言ってくる。
「いいですよ、簡単なことでしたので」
騎士がようやく近づくと、
「誠に申し訳なかった、私はマイク、貴方は?」
「えーと。エータです」
「エータ殿に深い恩義を」
「よし、んじゃ先行ってください、俺はアジトに殲滅に行くんで」
「我々も一緒に!」
「ほら、お嬢様が困ってるからさっさと行きなよ」
「辱い、この恩は必ず!」
馬車を見送るとこういうのって頭を持って行けばいいんだっけ?あとカードみたいな物は…あった。これを人数分と頭を斬りとってアイテムボックスに入れる。ちょこちょこ財布みたいなものもあったからそれももらっていこう。
アジトは案外近かったので走って行った。
「誰だテメェは!」
「やっぱりいたか」
残等ってやつかな?まぁすぐに斬り捨てちゃったけどね。
「色々あるなぁ、これなんか高そうだわ」
丸く光る水晶なんかを物色する終わったら残等のカードと頭を斬ってアイテムボックスに入れる。
「あ、あの」
「あぁ。今終わったんで助けますから」
女の子が二人捕まっていた。
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