第2話 ゴミゴミ町の家族

2 ゴミゴミ町の家族



両親から離れたレイは

親猫の見当たらない子猫のミーを

小雨の降る日、街の明かりが灯る

公園のごみ捨て場で、拾いました。



『お父さんとお母さんと

離ればなれになった

女の子に拾われたのかな?僕

きっとそうなんだ、僕!』


~~~~~~~~~~~~


ミーは遠くの世界から 

生まれてきたのだろうね。


いつのまにかこちらの

世界に来たのだろうね。


ミーってゴミ箱の本の中、

古典の銀河の大事典の中から、

産まれて来たのかな?



赤ちゃんを授かっていく

母親の女の子。


愛情深い赤子のお父さんと

女の子だったお母さん。 


その両親の子供たちには 

産湯からの温かいお湯の 



ポチャン ポチャン 



抱き上げた父親は多分、 

赤子はこう思ってるな、

とふと思う。 



『このお部屋の中って

温かいよね、僕も温かいなぁ』 



産まれた赤子は、

なつかしさから

大粒の涙がこぼれました。 



それを窓から見ていた

猫のミーは

両親の何気ない

日常の生活を見て

いつかはみんなお墓の中に

入るのだなぁ……と、

切なさと悲しみの君に人間の

遺伝を感じました。


何かの謎って赤ちゃんの

涙だったりするのかな? 


レイは泣きじゃくっています。


『どうして泣いているの?』



子猫だった猫のミーは思います。



それはみんな大人になることが

怖いからかもしれないね。



だからみんなで考え想い

ながら雨の中でも

過ごすのが本当の幸せ

なのかな?



家族っていつかは......


安心したり


優しくしたり


優しくされたり


するのかな。



これも喜びなんだろうな

とも想います。



大人になった女の子と

ミーはお互いの

寝ながら笑っている

自分らの子らを

見ながら哀れみって

愛情に似ているの

かもしれないね

と、想います。



泣いたあとは隠しながら

生きていきたいなと

みんながみんな

思っているのかも。


~✴️~✴️~✴️~✴️~✴️~✴️


また読みに来てください😺

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