ドームレンズの世界·近未来東洋ドーム(レイとミーの場合)
ケンテイシケン
第1話
1
【そこは草花といったものたちは
健気だけれど、困った世界なんだよ。
なんてったって惑星のくせに色々なもの
があるんだもの】
宇宙で分かり易い【動物】
といった生命体もいる。
かがやかしい物理現象も
雨や雷の渦巻く世界が
何億年も生じている
不思議な世界なんだ。
生命のいる惑星のような星と雲に
守り人が住んでいるって噂を聞いて
少女は未来からそれを探しに遣いできた。
少女レイはたぶんうちのペットの
猫のミーはきっと人間より頭が良いから、
その先祖が、この色あざやかな世界を
作り出したんだ、と思っている。
さてタイムマシンにのって
西暦といった年号の時代に来た。
人間がペットの気持ちを大事にし始めた
21世紀という時代にきたんだ。
【ミー、なーんでかな?
夜空って本当に真っ暗ね】
猫のミーの居た世界は
雨の日はいったいどういった
居心地になっているのかな?
雨の日はミーの心は
おやすみなさいの心の
ようにまだ見た事のない
闇がかった昼も
雨の風の吹く夜空も暗いし
空は工事中なのかな。
ミーが安心する
夜空の町並みと思える世界に
なっているのかしら?
赤ちゃんだった頃の猫のミーは
眠りながらまだ物珍しい世界を
だれも話してくれないと
夢を見ながら思っていたのかな?
だからみんな暗い空だと
喜びなのか悲しみなのか
優しい雨の夜は
おやすみなさいだとか
思っていたのかも。
しあわせの無い雨の
降っている近所の
公園って何なのかしら?
ミーと女の子レイは
考えますし
思いました。
いずれ大人になり子を産む
レイとミー。
私は思うけれど、
お友達との遊び事は
事あるごとに
寂しいものなのかしら?
何が私をそう想わせて
いるのかしら?
帰ってきたレイとミーは
自らのお父さんお母さんと
一緒になって考えます。
いまだ雨の降っている
裏山の公園に、雨の流れと
優しい森林の育みを感じ
ながら、幸せの世界は雨の
世界にあるのかしら?
だって私泣いてるし。
寂しいことだけど
お食事のしたことのある
公園の世界って
何なのかしら?
太陽だって悪いわけでは
ないのだけれど。
私たちの好きなお母さんや
お父さんが泣いているから
雨が降っているのでしょ?
だからお父さんやお母さんが
死んだ後も悲しくないよ。
心がいたくても
そう誰かのためにも
それが自分の涙が
分かるのならば
悲しくないよ。
ミーの気持ちを知っているレイは
ミーのお父さんとお母さんを捜しに
誰かの心のどこかの世界へ旅立ちます
~✴️~✴️~✴️~✴️~✴️
また読みに来てください。😊
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