第3話 疑惑

 恵子はあの夜のことを思い出していた。「でもはっきりじゃなかったけど物陰に髪の長い女性か男性がいた」気がしてはいたのだった。でもこのことは警察には言えずじまいだった。そして邦子も「あのね?私もよくよく考えると2人いた気がするんだけどね?物陰に隠れてこっち見ていたような気がしたんだよな~」と言った。「これ話したほうがいいのかな?」と2人は声揃えていった。「もしかしたらあともう一度だけ何か起きるのかな?」と2人は思っていた。その頃、季節はもう雪が解け始めていた。



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