あの日の牛丼屋へ

砦二光

第1話 猫耳と入店

僕は飢えていた、正直自分が何をしていたのか分かっていなかった。えーと、散歩をしていて、、その後の記憶が、、うう、腹が減った。


視界が曇る中、銀色の髪をした長髪の猫耳の人がこちらの方を向いている気がした、、まあ気のせいか、、


「おいおい、そこの少年よ大丈夫か?」


そこで意識がなくなった。


目が覚めるとそこには意識を失う前に幻覚かと思ったすごいかわいいお姉さんが目の前にいた。


「少年よ、腹は減っているか?」


突然の質問だが、答えは一つに決まっている。


「ご飯は自分でなんとかします。人に頼っていてはこの社会じゃ生きてけません」


すぐに声が返ってくる。

「まって、牛丼でも食ってからにしてよ。じゃないと帰れないでしょ?」


「え、牛丼なんて、そんな高いもの食えませんよ、何度も言いますがそんなお金はありませんから。」


僕は財布を持っていなことを示した。


「大丈夫、安いし、早いから」


そう笑顔をされ、牛丼屋へ向かうことになった。(無言の圧力で)


「あのーお姉さん、えーと」


お姉さんは、コートを脱ぎ自分のTシャツのプリントを指差した。そしてドヤ顔だった


『回転率よ』


それを指差していた。


僕はすることは一つだと決まっていた。


「お姉さん、牛丼と玉子でお願いします。」


即答した。


お姉さんは手を挙げた。


「すいません、唐揚げ定食と豚丼と牛丼と玉子下さい。大盛りでお願いします。」


5分後


「さあ少年よ、食うぞい」


これは、うまい。僕には残念ながら食レポをする能力はないがうまいことだけは分かる。別に空腹じゃなくても食いたくなる、それぐらいうまかった。


さらに5分後


「ごちそうさまでしたー」

「少年よ、私は会計を済ませてくる。ゆっくり食べてもらって大丈夫だぞ★」


「えーと、■■■ペイで、ポイントは■■ポイントで、クーポンはこれ使いますね。」


店員Aが思った。

この速度!!俺でなきゃ見逃しちゃうね


店員Bは思った。

さすが佐藤!俺たちにできないことを平然とやってのける、そこに痺れる憧れるう


15分後


「ごちそうさまでした~」


店をお姉さんと後にする。


「お姉さん、まじで美味かったです。お金は必ず払います。」


「大丈夫だって、じゃあ今度会ったら120円払ってね★」


「ちょっと待ってください、牛丼はそんなに安くないですよ、ちゃんと払いますから」


「フッ、少年よこれを見たまえ」


『1万円引き』そうクーポンは表示されていた。


「そ、そんな、」


ナレーターは言う。

「次回家電量販店に行く、お楽しみに」




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あの日の牛丼屋へ 砦二光 @revelator_Hirakun

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