RAMENと君

快楽亭姫彙

RAMEN哀歌

塩ラーメンを食べる君

僕は

ご当地限定、

なんて

安い言葉に騙されて

千二百円もした「海風薫る! 海の男拉麺!! 」

をすする

ちいちゃいウニの抵抗空しく

僕は

麺と一緒にそれを吸う


君はいつでも塩ラーメン

(いつもふんわりとした言葉を漏らす)

小さな口が

必死になって麺を吸う

嗚呼!!

逆再生で見たいくらい素敵だ!!


海苔を味玉に突っ込んで

豪快に

優しく

食らう


君はいつでも塩ラーメン

君が、いつか

他のメニューを頼んだときに

君を捨てると決めたんだ

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RAMENと君 快楽亭姫彙 @sisiodori321

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