第30話 魔王と母乳(中編)
「はい、それでは今日はなんとあの話題の『生乳』で知られるアビスさんに来てもらったよー! 」
「こ、こんにちわです、モー! 」
ここはテレビ局の撮影現場。人気のお昼のニュース番組で、司会役のキルライトに紹介されたアビスは牛柄ビキニ姿でペコリとお辞儀をすると、オッパイがブルンブルンと揺れる。
「ふむ、素晴らしい揺れ具合だな」
「すごいのう、アビ嬢の胸ダブルドリブルしとるのじゃ」
「これは視聴率とんでもないことになりそうだわ」
「お姉ちゃん可愛いー! 」
観客席ではノワール、ハピ、ヤミ、レイが見守っていて、キルライトは出演者側の司会役をしている。
「いやー、『アビスの生乳』大ヒットしてるよね。入荷した途端に乱闘騒ぎが起きるほどって聞いてるよ、そこまでのヒットになった秘訣はなんだと思いますか? 」
「そ、そうですねー。緻密な品質管理と味の研究の成果でしょうか? 」
「またまたあ、本当の理由を知ってるくせにしらばくれちゃってえ〜? 」
「ああっ!? てめえはなに言わせてえんだ? 」
「アビ姉、今生放送中だよ!? ハピちゃんも見てるよ」
キレかけるアビスにキルライトが耳打ちすると、アビスはハピの方に視線をやる。そこには満面の笑顔で手をフリフリして応援してくれるハピがいたのだ。
「そ、そうですねー、やっぱり私の魅力でしょうか。も・ち・ろ・ん、ここのね」
アビスは赤面しながら胸を強調するように両肘で下から持ち上げる。心なしかユサリ、という擬音が聞こえてきそうだ。
「おおっとー! これはテレビの前の男性陣に大サービス、そして女性陣には宣戦布告をしているぞおおっー! 」
観客席にいる男性はスタンディングオベーションをし、女性陣はスマホでネットに悪口でも書いているのだろう、鬼の形相でスマホをポチポチしている。
「お姉ちゃん決めポーズいいよー! 」
「無邪気というのは悪意よりもよっぽどタチが悪いのう」
「くっ、不覚にも俺の股間が無意識のうちにアビスに支配されてしまう……」
「ノワール様が勃起し始めているわ!? 早く分度器とノートで記録をつけないと、今日のおかずは勃起角度の推移の折れ線グラフに決定よ! これはy=x二乗の勢いで角度が上がっていく!? 」
「二人は何してるの? 」
「ハピ嬢にはちと早いのう、我と一緒にアビ嬢の方をしっかり見ような」
「う、うん……」
ハピが変なことを覚えてしまったら、それこそ全員身体をバラバラにされて犬の餌にされてしまう。それはヤミも避けたい罰である。
「さて視聴者サービスもしたことだし、次はどうして『アビスの生乳』を思いついたのか聞いてもいいかな? 」
「こっちが聞きてーよ……」
「ん? ごめん、ボクよく聞こえなかったよ。もう一回お願い」
「えっとー、私のこのオッパイを見てたらミルクで絶対ヒットできると思ったんです、てへっ⭐︎ 」
(アビ姉、普通にボクよりアイドルの素質あるのでは? )
そんなこんなでしばらく会話をしていると、番組スタッフがカンペを見せてきた。『次は新商品宣伝コーナー』とのことである。
「それじゃあ、アビスさん今日はお疲れ様でした。最後に新商品の宣伝をしていただきます、時間は30秒だよ」
「新製品ってなんですか? 」
「これだよ、『哺乳瓶用ちくび(モデル聖女アビス)』でしょ。うっかりさんだなあ」
アビスは受け取った『哺乳瓶用乳首』を両手で引っ張ったり、こねまわしていたが30秒の宣伝タイムが始まるとちょっと困り顔をする。
「えとえと、どうすればいいんでしょう? 」
「お姉ちゃんー! とりあえずなんでもいいから喋って紹介だよ! 」
「むむむ、ハピの前で情けない格好はできません……」
意を決したアビスは『哺乳瓶用ちくび』を口に咥えながら、胸をユサユサと揺らすセクシーなダンスを踊り始めた。
((咥えゴムしながら誘ってるようにしか見えねえ……))
そこにいた一同(ハピ除く)はこれは違うだろと思いつつ、あまりのエロさに誰も止めなかった。
そしてひとしきりのエロダンスが終わった後、アビスは口から『哺乳瓶用ちくび』をはずすと、いやらしい唾液の糸が照明でキラリと光る。そこで頬を染めながらうっとりした顔でアビスは一言話す。
「新製品『哺乳瓶用ちくび(モデル聖女アビス)』で私の生乳いっぱい飲んでね♡ 」
この時の瞬間視聴率は驚異の99.7%(全世界)を記録し、ちくび伝説と呼ばれることになるのだが、それはまた別のお話。
「これは……、AV女優ですらここまでしないぞい? 」
「全国ネットでこれ放送されるより、ウンコ食べる方がマシかもしれないわね」
「そうかな? おしゃぶりしてるお姉ちゃんも可愛いかったよ、思わず写真撮っちゃった! 」
「……こやつ実は悪魔の化身ではなかろうな? 」
各々感想を言い合う余裕がある女性陣とは違い、男性のノワールへの性的ダメージは大きかった。
「うっ!? アビス、恐るべき女……だ。バタリ」
「ノワール様が射精してしまいましたわ!? ノワール様成分がもったいない、ジュジュジュジュジュジュ、ペロペロペロペロ!! 」
「樹液に群がるカブトムシかのう……。ハピは絶対にあの光景は見てはならぬぞ、もし見たら我ら全員コンクリ詰めにされて東京湾に沈められるからのう」
「お姉ちゃんはそんなヤクザみたいなことしないと思うけど? 」
「いや、やりおるわい。もしハピがフェラなんて言葉を言った時には……ガクブル」
「ふぇら? 」
「ああああああっ!? その言葉は忘れるのじゃ、いいのう!? 」
「う、うん? 」
そんなこんなでこの収録は大きな反響が起きる。放送論理的に許されるものなのか、子供に悪影響ではないか、再放送はいつなのか、PTAや紳士達が一週間寝ずに殴り合いの討論をするほどであったという。
☆ ☆ ☆
放送から二週間ほど経ち、『哺乳瓶用ちくび(モデル聖女アビス)』のCMが流れるようになる。その内容はアビスが哺乳瓶用ちくびを咥えながらダンスをするという意味不明でエッチなものだった。
これは冒険者ギルドがPTA会長を武力で説得して放送できるようにした血と涙と汗の結晶である。
そのCMをアビス邸で勇者パーティ一同で見ていた。
「何回見ても恥ずかしくなるようなCMですね」
「そうかな、自分はとっても可愛いと思うよ。動画サイトでもこのダンスすごく人気なんだよ? 」
「……主にエロで釣るためにじゃがのう。悲しいことにアビ嬢のクオリティを超える者がおらんのがなんとも言えんわい」
「アレはやばかったな、俺の人生でもはじめての敗北だったかもしれぬ」
「正直あれをずっと見せつけてたら、男という性別は全滅してたとボクは思うよ? 」
「冗談はやめてください、そんな簡単に人が死ぬもんですか」
アビスは呆れてため息をつくが、おそらくあのまま続けていたらテクノブレイクする男性は続出していただろう。人間を滅ぼしたい彼女にとっては非常に有益な技であるが、本人はその力に気づいていないのが皮肉なものである。
アビスのCMが終わると、今度は別の女優がセクシーな水着で艶かしいダンスをし始める。
「はぁ、子供が見る時間帯にいやらしいCMを流して欲しくないですねえ……」
「お前が言うか? 」
その水着の女優は自分の股間に手を合わせるとクチュクチュという水の効果音が発せられ、そして最後に耳元に吐息をかけるように声を出す。
『セクシー女優レイラの甘い蜜、貴方の舌でかき混ぜて♡ 』
どうやらこれは蜂蜜のCMのようだ、その証拠に画面の隅っこに蜂の模型がコッソリ映り込んでいた。
「こやつ、我のアイデアをパクリあったなあああっ! 」
「人気が出たらパクるなんて当たり前だよ、そこは我慢しないとさ」
「でも釈然としないのう、エッチだから許すが」
「許すんかい」
その後もCMは流れるが同じようなパターンばかりであった。
『イケメングループStarsの肉棒(チーズ入り)、大きくして待ってるぜ☆ 』
『人気子役のミミちゃんが絞り出したオシッコの色に似てるレモンジュース、恥ずかしいけど飲んでほしいな』
『アニメ美少女戦隊ヒロインズの愛が詰まったアワビ、好評発売中! 』
「……もうこの世界終わってませんか? 」
「元凶はアビ姉じゃない? 」
「んだと!? てめえらがやらせてきたんだろうが! 」
「いや、アビスさんが本気出しすぎたのが原因ですわよ? 想定を上回りすぎて一大ブームを起こしてしまったのよ」
「それほどまでの影響力ということだ、金の匂いがすれば人は集まる。当然のことだな」
「なんなんですか……、私は被害者なんですよ? 」
「まあまあ、しばらくしたら落ち着くと思うからさあ、たぶん」
☆ ☆ ☆
そして、それから一ヶ月後
「今日は王道のカレーを作りましょう。こうやって皆で買い物に来るのはひさびさですね、ハピは手伝いよろしくお願いします。ついでにノワールも」
ノワールとアビスとハピはちょうど時間が空いたので久しぶりに三人一緒に買い物に来ていた。アビスはテレビに引っ張りだこで全然買い物にはこれていなかったのである。
アビスはメモ帳を手に肉製品売り場をキョロキョロと見渡した。
「豚肉は……、どこでしょう? 」
「それなら『ダンディ調教師ベイダーの美少女マゾ奴隷』だからこれだぞ? 」
「……人肉を食べるつもりはないんですが? 」
「何言ってんだ、豚肉だぞ? 『美少女マゾ奴隷』の部分が豚を示しているんだ、つまりこれはベイダーさんが作った豚肉ということだな」
ノワールが手にした肉のパックには目隠しをした美少女が鞭打たれて涎を垂らしている絵が描かれている。ぱっと見は人肉にしか見えないが、パックの裏側に小さく豚の絵が書いてあった。
「……あの一応確認しますけど、鶏肉ならどうなるんです? 」
「『巨乳アイドルポヨリンのワガママボディ』のことだな」
「ネギは? 」
「『百戦錬磨のハンサム男優ヤリマクーリのヌルヌルテカテカ奥まで届く極長棒』」
「じゃがいも? 」
「『美魔女マジカルの穴から取り出したばかりのビーズ』」
「カレールー? 」
「『スカトロ専門家……』
「やっぱやめえええっ!! 一体どうなってんですか、この店は!? 」
「お姉ちゃん、この店というよりも、どこもそうだよ? 」
「へ? 」
アビスは素っ頓狂な声を出して周りを見渡す。もはやまともな商品名がないこの店の状況が他でも同じだというのだ、俄には信じ難い。
「最近はどの商品もそうだよ、アビスお姉ちゃんの生乳みたいな名前に変わってるんだ」
「んなことあります? こんな名前じゃどれがどれだかわからないじゃないですか! 」
「そんなことはないぞ、あそこの人達を見ろよ」
ノワールが指差した先には仲良さそうな家族が笑顔で買い物をしていた。
「うふふ、今日はお母さんの得意料理を作っちゃうわ」
「えー、なにー? 」
「なんでしょうか、材料をいうから当ててみてね? 『美少女マゾ奴隷』、『魔女穴ビーズ』、『バニーちゃんの穴掘削バイブ』、『農家娘の千本ミミズ』」
「マーラ様でも召喚する気ですか? あの人達? 」
「わかった、肉じゃがだ! 」
「なぜに!? 」
「アビスはわからないのか? 豚肉、じゃがいも、にんじん、しらたき、ならもう決まりだろ? 」
「わかんないですよ!? 」
アビスは頭を抱えているが家族は楽しそうに買い物を続けている。そして『アビスの生乳』を手に取りながら微笑んだ。
「それじゃあ『アビスの生乳』も買いましょうね」
「うん、でもこんなにたくさんのミルク出すなんて、アビスさんは凄いね。どんなオッパイしてるのかな? 」
「私は出してないですよ!? 」
アビスが家族にツッコミを入れると、彼等はキョトンとした後、ヘラヘラと笑う。
「冗談がお上手ですね、アビスさん本人からそう言われるなんて。でも謙遜しなくていいんですよ、こんなにたくさんのミルク毎日ありがとうございます」
「いやいや、これは牛乳ですよ!? 牛のミルクなんですよ!? 」
「「うし……? 」」
家族は不思議そうに首を傾げた後、アビスに問いかける。
「『うし』ってなんですか? 」
「知らないんですか!? 白黒模様で四足歩行の動物ですよ、モーって鳴いてミルクを出す動物です! 」
「架空の動物ですか? 」
「いやだからそのミルクを作ってる動物ですよ! 」
「でもパッケージにはいませんよね? 」
「凄く小さくですけどいますよ! 注意しないと見えない……、くうううっ、飲み口開けないと見えないところにあるから教えられないいっ!? 」
牛乳パックを手に取って必死に牛を探すアビスの姿は非常に滑稽に見えたのだろう。周りの客がクスクスと笑っていた。
「アビスお姉ちゃんは最近のニュース見てないんだね。みんなこんな感じの商品を出すようになった結果、商品が元々何から生まれてきてるのかわからなくなりつつあるってのが問題になってたんだよ」
「それは二週間前の話だな、先週にはもう誰も彼もが染まってしまったぞ? 『アビスの生乳』ができた過程をしっかり見ている俺達はまだなんとかなっているが、後数週間たったら俺達もあの家族みたいになるだろうな」
「んな馬鹿な……、じゃあ皆さんは牛、豚、鳥、蜂、じゃがいも、にんじん、その他諸々! わからなくなってしまっているのですか? 」
「そういうことだな」
「……私は悪い夢でも見ているのでしょうか」
ノワール達に真実を語られるとアビスは頭を抱えて眉間に皺を寄せる。そんな時、ヤミとキルライト、レイのメンバーが駆け寄ってきた。
「大変だよ、アビ姉! 」
「もう知ってますよ、商品名がメチャクチャになってる件ですよね」
「違うんだよ! みんなに存在を忘れられたことに腹を立てて王都を襲いにきたんだよ! 」
「誰がです? 」
「牛だよ! 」
「「「牛? 」」」
首を傾げるノワール達はキルライトに引っ張られるようにして店の外に出ると、まだ昼間だというのに辺りは薄暗かった。
「牛なんてどこにもいないが……」
「ノワ坊よ、地面を見るのではない。空を見るのじゃ」
「なぜ空を……、なにっ!? 」
ノワールが空を見上げるとそこには巨大な鉄の船が光る羽をゆっくりと羽ばたかせながら浮遊していた。大きな城くらいの大きさの戦艦は、七色に煌めく無数の砲台を王都に向けていた。
「アレのどこが牛なんですか!? 」
「あれこそが今まで我らにミルクを供給していた人類五大魔道兵器の一つ、浮遊給乳戦艦『ミルキーウェイ』じゃ」
「いやなぜに機械がミルクを出すんですか? 」
「だいぶ昔の話なので我も曖昧じゃが、人間が牛を利用して牛乳をとるのは非人道的では、という議題があがってのう、そこでミルクを自動で生産する戦艦を作ったのじゃ。普段は宇宙空間で太陽の光からミルクを作り、週に一度王城に魔法でミルクを届ける」
「その割には物騒な装備が一杯あるけど? 」
「宇宙人などからミルクを守るための装備と聞いておるが……」
『勉強熱心ですねえ、ヤミちゃん』
「クソ女神は何か知ってるんですか? 」
アビスは急に出てきた女神エステリアに質問すると楽しそうな調子で回答がくる。
『もちろん、第二十代勇者の時代にこの魔道兵器の作り方を教えたのは私ですし。だいたいはヤミちゃんの言った通りですよ、だけどアレは一ヶ月に一度メンテナンスが必要でそれがされなかった場合、世界を滅ぼすオマケ機能をつけてるんです。だって私の教えた魔道兵器を粗末にするなんて許せないもん、プンプン』
「クソみたいな匠の遊び心はやめようね! 」
『本当なら王都の技術者の一人に先祖代々伝わっている秘術でメンテナンスがされるのですが、今回はされなかったようですね』
「ふむ、それはなぜだろうか」
ノワールはしばらく考えるとある答えが思い浮かんできた。
「まさか……、その技術者もミルクをアビスが作ると思うようになったから『ミルキーウェイ』の存在を忘れてしまったのか!? 」
『イエス! その通りです、技術者は呑気にアビスの生乳をがぶ飲みしているところですよ』
「馬鹿しかいなんですかこの世界」
「でもそんな危険なものなんでみんな知らなかったんだろ? 」
「危険だからじゃよ、そんなちょっとしたミスで人間を滅ぼすような兵器が宇宙を飛んでるなんて知ったらパニックになるに決まっておる。しかも物質的には同じだとしても、そんな機械で作られたミルクを飲もうと思うか? 」
「それは人によっては飲まないかも……」
「そのハピ嬢の考えは正しい。だから一部の人間はこの存在を隠し、あたかも動物の牛がミルクを生産しているように見せかけたのじゃ。パッケージには牛の絵を載せ、テレビで牛の乳搾りを流し、CMでは牛の放牧シーンを流す」
「……まるで今のこの現象そのものじゃないですか」
アビスが頭上を見上げるとミルキーウェイは銃口を王都ヒルズに向け、光線をぶっ放す。すると、王都ヒルズは発泡スチロールのように粉々になりながら遥か彼方の地平線へと飛んでいった。
「ああああああっ!? ボクの王都ヒルズがあああああっ!? 」
『ちなみにミルキーウェイは強いですよ、私の力が含まれてる魔道兵器です。正直、そんじょそこらの魔王や勇者なんて一瞬で木っ端微塵にできます 』
王都に銃口を向ける巨大戦艦を見上げながらノワールはニヤリと笑った。
「そう気に病むのではないアビスよ。ここからは俺が全て引き受けよう。それではひと勝負といこうではないか、人々に忘れられし魔道兵器よ! 」
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