第28話 魔王とステータスオープン(人物紹介)
この章ではこれまでの登場人物の紹介を各キャラクター視点で行います。
ヤミ「皆よく来てくれたのう、実はステータスオープンをしてくれる魔道具を開発したのじゃ」
アビ「ステータスオープン? 」
ヤミ「これは各人物の能力やステータスを明確に表示してくれるのじゃ」
ノワ「それは凄いな、使いこなせば適正な人物を適正な職に就かせることができるではないか」
アビ「ですが、これだけで判断してしまうと隠されていたスキルを見逃して本当の実力者を見落とす可能性もありますね」
ヤミ「うむ、そこから逆襲の俺TUEEEEが繰り広げられるわけじゃな」
キル「ごめん、さっきから気になってたけどボク達喋り方変じゃない? カッコの前に名前がついてて台本形式になってるけど? 」
アビ「この章は補足説明回なので無駄な描写を省くために台本形式なんです」
キル「元々地の文はほとんどないような……」
ヤミ「そんな細かいことは気にせず、さっさとステータスオープンするのじゃ。まずはノワールからじゃ」
ノワ「任せろ、ステータスオープン! 」
【ノワール 本名:ノワール】
初代魔王
身長175cm
攻撃力:測定不能
防御力:測定不能
素早さ:測定不能
魔力:測定不能
魔法耐性:測定不能
スキル:とにかくいっぱい
キル「わかる情報が少なすぎる!? 」
アビ「なんのためのステータスオープンなんでしょう? 」
ヤミ「まあ良いではないか、早速このステータスについて皆で討論するぞい」
キル「味がなくなったガムを噛むようなものだと思うけど? 」
レイ「このステータスは一口舐めるたびに舌に広がるピリピリとした感覚が癖になりますわ。比較的サッパリした味わいなので薄味の料理とあいますわね、例えばノワール様の口を拭いたティッシュと一緒に食べるとグーですわ! 」
キル「いきなりテイスティングし始めてた!? 」
ハピ「なんか初代魔王とか書いてあるけど……? 」
アビ「ハピは良い子だから今日はもう寝ましょうか? ちゃんと寝れたら明日は手作りプリン作ってあげますよー」
ハピ「う、うん……」
キル「アビ姉ってハピちゃんにやけに甘いよね? 」
ヤミ「アビ嬢が魔王だった時代は大変な時期であったからのう。ああやって素直に自分を頼り、懐いてくれる子は面倒みたくなるタイプなのじゃろうな」
ノワ「人間滅亡を目指しているのに人間の子供を面倒見るとは不思議なものだ」
アビ「別にいいでしょう世話してあげたって。私だって好きでやってるわけじゃなくて頼られてるからしてあげてるだけです」
レイ「そうやって子供育てられるアピールしてノワール様の子種を奪おうとしてもそうは問屋が卸さないですわよ? この泥棒猫! 」
アビ「貴女とヤミはあの子には近づかないでくださいね。教育上非常によろしくないので」
キル「まあまあ落ち着いて、次はアビ姉がステータスオープンしてよ」
アビ「わかりました、ステータスオープン! 」
【アビス 本名:アビスティーゼ=ラミアール=ガブリシス】
第13代魔王
身長160cm
バスト:95
ウエスト:60
ヒップ:92
口淫経験:0
胸経験:1 (パイズリガード)
膣内経験:0
尻穴経験:0
アビ「なんですかこのステータスは!? 」
ヤミ「いやらしい身体じゃのう。どっちが教育上に悪いのかわからんわい」
レイ「思春期の男性なら朝昼晩毎日シコリ倒すレベルよ。ノワール様もこのサキュバスには気をつけてね」
キル「ボク的には内容はともかく、数字は普通のステータスだと思うけど? 」
ヤミ「なーにが普通じゃ、胸のデカい神職者というのはエッチであると相場が決まっておるのじゃぞ? 夜は教会のお偉いさんとアヒアヒパコパコして、昼は純朴なショタを精通させるというのが平均的な聖女なのじゃ。経験がほぼ0とか舐めてるのかのう? 」
レイ「ヤミ様のいう通りですわ、自分の時の聖女もお爺さん教皇のセフレでしたわ。アビスさんも先代を見習うべきではありませんこと? 」
アビ「クソみたいな前ならえ主義はぶち壊したいですねえ。初代が馬鹿だと後々の人達が困るんです」
ノワ「それはすまなかったな」
アビ「別にわかればいいんですよ? 」
ノワ「俺達もサポートが疎かであった、これからはしっかり後輩教育をするように気をつけよう。経験なら俺が今からみっちり受けさせてやる」
キル「そっちじゃないよ!? 」
アビ「それ以上近づいたら殴り殺しますので、それではさっさと次行きましょう。キルライト、頼みます」
キル「オーケー、ステータスオープン! 」
【キルライト 本名:ライト】
第25代魔王
身長155cm
バスト:80
ウエスト:58
ヒップ:80
口淫経験:0
胸経験:0
膣内経験:0
尻穴経験:0
キル「相変わらず出てくる性経験はなんなの!? 」
アビ「キルライトは小柄な割に胸はあるんですねえ」
ヤミ「ロリ巨乳とまではいかぬが、それなりじゃのう。アイドルキャラって若さアピールのためか貧乳の傾向が多いのじゃが」
キル「まあボクはスライムだから体型はある程度自由にできるからね。ちょっとだけ大きいかな〜、ってくらいの万人受けしそうな体型にしてるんだよ」
ノワ「整形サイボーグか? 」
レイ「そこまでいったら、もはや人造人間よね」
キル「ちょっ!? アイドルは整形とかそういう単語には敏感だから言い方はもっと穏便にね? 」
アビ「見た目は同じだとしても、天然か整形かで評価が変わるというのも不思議な職業ですよね」
キル「ファンからしたら作り物よりも自然の物を応援したいのは当然じゃない? なんか嘘つかれてるみたいじゃん」
アビ「それを人間になりすましてるスライムに言われたらおしまいだと思いますけどねえ。罪悪感とかないんですか? 」
キル「嘘を隠し通すのもアイドルの役目なんだよ。気持ちよく夢を見せることができればなんだっていいとボクは思うよ」
ヤミ「率直に聞くが枕営業とかやってるのかのう? 」
キル「ステータス見たでしょ!? 0だよ、0! 」
レイ「初代勇者の先輩から言わせてもらうけど、嘘はいつかバレるわよ? 」
ノワ「初代魔王の先輩からも言わせてもらうが、意地を張ってもいいことはないぞ? 」
キル「パワハラやめてよ!? はいヤミちゃんステータスオープンして! 」
ヤミ「仕方ない、キル嬢には後でじっくり話を聞かせてもらうからのう。ステータスオープン! 」
【ヤミ 本名:ヤルグ・ミルグ】
第58代魔王
身長180cm
バスト:100
ウエスト:60
ヒップ:92
口淫経験:0
胸経験:0
膣内経験:0
尻穴経験:0
キル「誰だ、このナイスバディなおねーさん!? 」
ヤミ「我に決まっておろう、1000年前のじゃがな」
アビ「とても同一人物とは思えませんね」
キル「マッチングアプリの詐欺写真とかいうレベルじゃないよ。おねーさんと会えると思ったら小学生が出てくるんだよ? 」
ヤミ「人によってはその方が嬉しいかもしれぬぞ」
アビ「幼女趣味の人なんてそうそういないでしょう」
ヤミ「いや時代はLGBTじゃぞ? Lolicon、Gakicon、Babycon、Tibiconじゃ。ロリ、ガキ、ベイビー、チビ好きに優しい世の中になるのじゃ」
レイ「自分的にはLoveノワール、Godノワール、Bravoノワール、Thankノワールが良いですわ」
ノワ「讃美歌か? 」
キル「どっちかというと独裁者への挨拶みたいだけどね」
アビ「というかあんだけ散々下ネタ言ってるわりには経験全然ないじゃないですか? 」
ヤミ「このステータスの頃は我も若かったからのう。今の状態のステータスなら少しは変わったかもしれぬのう」
キル「じゃあそれでもう一回やれば? 」
ヤミ「それは乙女の秘密なのじゃ、それでは最後にレイ嬢頼むぞ」
レイ「任せてくださいヤミ様、ステータスオープン! 」
【レイ 本名:レイ】
初代勇者
身長158cm
バスト:78
ウエスト:58
ヒップ:80
口淫経験:測定不能
胸経験:測定不能
膣内経験:測定不能
尻穴経験:測定不能
キル「測定不能!? 」
レイ「あれ、自分なんかやっちゃいましたか? 」
アビ「いやどんだけヤってんですか……? 」
レイ「ああこれはノワール様との妄想で得た経験ですよ? 」
ノワ「俺を妄想で使ってくれるとはありがたいな。良いトレーニングになったか? 」
レイ「そりゃもちろん何万回も受精&妊娠&出産を繰り返したことか……」
キル「この人、創世の神? 」
ヤミ「しかし、レイ嬢は純度100%のノワ坊が好きだから自分は絡まないというスタンスではなかったかのう? 」
レイ「はい、ついこの前まではそうでしたわ。しかし現世に復活してから考えは変わりましたの、人は変わるものなのですわね」
アビ「貴女が復活してから一日しかまだ経っていませんが? 」
レイ「その一日で測定不能になるまで妄想でヤりましたのよ? 」
キル「レイちゃんの脳内、時空歪んでない? 」
アビ「ノワールの体力が心配になるレベルですね」
ヤミ「同じネタでよく一万回以上できるのう……」
アビ「あとさりげなくキルライトより胸小さいんですねえ? 」
レイ「その勝ち誇った顔はなんなのよ、自分だって人並みにはあるし小さい方が好きって人だっているのよ。ねえ、ノワール様? 」
ノワ「使い方次第だな、小ささを活かしてスピードを上げるか、大きさを活かして防御に使うか。自分に与えられたスタイルに合わせて戦うのが良いぞ」
レイ「さすがノワール様、自分の浅はかな考え間違っていましたわ。アビスさんのような脂肪の塊にも救いの手を差し伸べるなんて慈悲深さをお持ちなんて」
アビ「いちいち引っかかるいいかたですねえ。負け惜しみにしか聞こえないから見逃しますけど」
☆ ☆ ☆
ノワ「……とりあえず俺達のパーティについてのステータスはこんな感じだな。ハピはもう寝てしまったようだが、また次回で良いだろう」
ヤミ「普通の幼女じゃからのう。じゃが、ずっとアビス家にいるばかりではダメになってしまうのでは? 」
アビ「そのことは考えてます、そろそろ小学校に入れようと思っているので、いくつか学校を探しているんです」
ノワ「どんな学校があるのか楽しみだな」
キル「学校探しを始めとしてしばらくはのんびり日常編になる感じだね」
ヤミ「強引にまとめてきおったな」
キル「いや、オチつかないと永遠にダラダラ話し続けそうじゃない!? 」
ノワ「そうかもしれないな、それでは日常編に向け、鍛錬を欠かさずトレーニングをするように頼むぞ」
キル「日常編への鍛錬ってなんだ? 」
アビ「面白いお題を考えたり、エピソードトークの練習とかですかね」
キル「お笑い芸人? 」
ヤミ「まあ実際そんなもんじゃろ、楽しくやれればそれでいいんじゃ」
レイ「ヤミ様はいいこと言いますわ。自分も思う存分、ノワール様成分の摂取に慎みますの」
ヤミ「犯罪行為は腹八分目にするのじゃぞ? 」
ノワ「それではここらで締めとしよう、明日以降の戦いに向け英気を養ってくれ」
一同「「「はーい」」」
物陰から見ていたハピ「一同ってつけるなら「」は一つでいいんじゃないかな? まあみんな楽しそうだし、いっか」
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