第23話英雄の修行中の話 その4 魔法回路の説明もあるよ
場所エルデバラン
登場人物
ゴトー18歳
【本文】
魔法の原理の本から得られた知識で個人的に魔石は作る
3方向発射の原案がまとまった時期だ
魔法開発で難しかったのは設計と使用の違いで設計は段違いに難易度が高かった
制限のかけ方では”エルデの加護”という仕組みを理解するまでが大変だった
制限のかけ方がわかったのは18才の弥生、もう少しで上限になるころだった
制限は魔装備画面MSYの中に敵味方識別ISFを作った
なおISF自体は内容は公開しない
使用しているエルデの加護の秘密なんて書きようもないし
制限のかけ方を発見して約1カ月後の皐月に形になり、試験で3日ほどかわるがわる確認した後、やっと解放だ
王都での生活は書けることが少ない、これでも随分書いているほうだ
ゴトーがエルデバランについてから最初はすべてにおいて働きが悪かった
一日昼食含めて9時間しか働かない
ゴトーは心が優しいので妊娠をしていない女性と男性は14時間勤務にした
『不満のある方は18時間労働のゴトーまでどうぞ』
そういってからは不満が聞こえなくなった
ゴトーがエルデバランから解放されると思ったのはゴトーだけではない
ゴトーがISF開発でいなくなると思った貴族が14時間労働に文句を言ってきた
東の崖の道でアルボレナに移動してもらった
どうやら貴族と妻と子供全員の56人が崖から落ちで事故死したそうだ
56人が戻ってこないことが分かってからは、エルデバランでも14時間普通に働き、普通に毎日休みなく働く習慣に文句が出なくなった
ゴトーの要望がやっとかなった
18歳の水無月、水が多く苔が多くなり最も滑りやすい時だった
はぐれサイクロプスがいるという情報はいわないでいた
事故死ならしょうがないよね
その後も王都に滞在し王都ではないと作りにくい魔石の制作をした
ゴトーしか作れないオーダーメイド品【ゴトーになれる魔石】だ
制限のかけ方以外に特に時間がかかったものは魔法ゴーレムの制作と専用魔石だった
防御魔法の代わりに魔法ゴーレムを研究中に作ったが、これだけは誰でも使えた
結局72魔石4つを使わないと魔法ゴーレムは実現できなかった
既に書いたように複数職業も追加もした
ここまでで本当にわからないのはストーンゴーレム用魔石だ
研究はしたが魔法体系が全く違う
意味不明でなにがなんだかわからなかった
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場所エルデバラン
バーミリリオン
アルボレナ
登場人物
ゴトー19歳
国王 誰だったけなー?忘れたよ
バーキュラ バラン
【本文】
ゴトーは19歳になりISFとは違うGVERR (G-Rとも表現される)という制限を掛けた
これで魔法ゴーレムも制限された、これが19歳の長月の初め
エルデバランの西まで出かけ、キマイラで試験をすると8m^3が最も成績が良かった
こちらからは殴り放題だし魔法使い放題だったが、せっかく来た試験体で魔法ゴーレムの試験をした
キマイラ討伐から戻り開発研究でどうしてもエルデバランから出れないということなので、
ゴトー『神無月から5年の休みなし14時間労働から、ゴトーのように6時間の休みで48時間労働生活にやっぱり変更したい』
『王宮も貴族も関係ない、国民全員に全地域で適用だ、14時間では働き足りないだろう』
『これがエルデバランでの最後の要望です』
その場でバーキュラさまから
『無理、師走から西南冒険者組合を何とかしてくれ』
やっとエルデバランを離れられそうだ
『いつでも戻ってきます、エルデバランに住む人間は食料は現地調達、30日移動、48時間勤務6時間睡眠を30日続けることにしましょう』
バーキュラ『自発意思以外ではエルデバランには戻りませんまでわかったよ』
流石バーキュラ様 良くお分かりで
エルデバランまで来た顛末は書いておこう
ゴトーの護衛が10人だった
ゲルサンダーが手配した10人で王都の諜報部隊だった
単純にアルボレナのことを知らない奴が手配して、アルボレナのことを知らない奴10人が派遣された
ゲルサンダーはアルボレナのゴトーの自宅に飛ばした
母と一緒の生活で快適な生活をしている、結構いい組み合わせだと思うぞ、殴られ役として
一日6時間働いて8時間は文句を言う人だから退屈しないだろ
師走からではなくすぐに出立の用意をして、国王に面会しバランに任命された
神無月の20からバーミリリオン経由で北上してから南下した
エルデバランの王宮を離れたあとウインザーと王宮の馬40頭と一緒にアルボレナまで来た
王宮からの馬は西北の南3日目に繁殖に回し、それからはウインザーと仲の良い馬2頭で一緒に下って来た
移動中は馬のハーレムでとても幸せだった
馬を傷つける可能性のある魔物は全滅させてきた
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さてお待ちかね
魔法理論の解説でも書いておこう
寝るなよ?
改良後の4つ魔石を使う精霊魔法だ
1 事前に索敵が必要で、計算は同時に3つする必要がある
その1 DEX1 ゴトーから発射
自分と相手のxyzの基準位置は6つある、そこから位置把握すなわち敵との距離Dist 自分との角度θを計算する
自分の角度はまだわからない、敵はRADだがここでは計算できない
目で見て勝手には測定されないので索敵DEX --distance enemy Xを発射して反射波を受け取る
これで自分とエネミーの相対座標を知ることができる
最初から魔力のある反応だけを検知できれば良いが、DEXは同心円状に発信され、そこから跳ね返る反射波を検知する
これはDEXの発射4回に1回発射から3回に1回発射に変更している
DEXの周波数を通常の4倍にする回路を魔力供給の魔石に追加している
その2 differential 微分iDEX2
魔力供給1魔石ーー4倍速iDEX発生器と連結で索敵する
DEXで索敵しただけだと蜂、蟻、蚊、熊、虎、鳥 蛇、木、枝などすべての魔力のない物も検出するので消す必要がある
100万検出したら「xyz、敵との角度θ、dist」100万回の計算が必要になる
索敵結果をiDEX2を使い魔力で微分をする
これで魔力反応だけの数が分かる、位置はわからない
その3imaginary number 虚数iDEX3
追加した虚数計算の回路だ
魔力のある実数だけに命中させないといけないが敵は移動をする
DEX1とiDEX2でも消える魔物、出てくる魔物が出てくる
iDEX2で得た魔力反応を実数部分、DEX1の位置から移動して魔力反応がなくなったところを虚数の部分に当てはめる
iDEX3で得られるのはiDEX3-DEX1をするとDEX1から移動した魔物、動物、植物が出てくる
iDEX2は魔物しか出てこないため、iDEX3-iDEX2で実数部分が魔物だけの魔物の数の変化と虚数が進行角度RADが計算で求められる
2計算機を活用する
微分、虚数計算加算と減算は計算機用2魔石で計算する
索敵賢者「神霊剣士」用1魔石は3方向に分離発射なので発射のところで説明する
3DEXとiDEXによる位置関係のデータをえたので、次はその地点の惑星の滞在場所の角速度ωを求めておく
魔法発射地点の自転と公転周期を角速度ωという形で計算する
ほぼ固定値もあるが地軸の傾きでも変動をするので加速度acも必ず求める必要がある
公転速度はほぼ固定値だが自転速度は緯度により変更になる
銀河公転周期を計算したくないので索敵は最低2つ、できれば3つでやる必要がある
今回3つで動作をさせている
惑星の運動は平面的ではなく銀河の移動速度と公転速度、惑星の自転と公転により螺旋状に動いている
xyz の計算に銀河の公転移動などの計算も必須になる
それをしたくないのでその地点の位置と経度から角速度ωを求める
角速度ωから自転と公転速度を引けば加速度acが出る
4ここまでで魔物の索敵が終わったので次に索敵した魔物を検索する
魔物データ通信を開始、索敵データB1がゴブリンならB1と返す
すでにサンプルが取ってあるのでB1の目標の数に応じて魔法発射回路を切り替える
例としてゴブリン4体なら1回路につき1つ発射できるので、ゴブリン1に1発、仮に1/66秒発射とすれば、次のゴブリン2にも1/66秒間魔法を発射する
連続使用ではなく1-4の魔物の移動に対応する必要があるので4つパルス発射することにより追従させる必要がある
索敵DEXで得られる情報はあくまで「xyz、θ、dist、進行角度RAD」の6つのみで
角速度ωは計算されない
このため角速度計算機が必要になる
面倒な計算を避けるため加速度acを用いて余計な計算を回避する
これで必要な情報は集まり魔法を使う最低条件は「xyz、θ、dist、進行角度RAD、角速度ω、加速度ac」になる
加速度acと1の空間座標から自分の位置角度アルファが分かるがアルファは計算の軽量化のため使用しない
今回の改良では動物には発射できない
魔石1つだとこのような計算はできないので最初は固定位置に発射するだけで国を壊す剣を作った
この計算を計算機なしでは行えない、自分の位置xyzと固定角速度ω、自分が歩いている角度アルファとして魔石一つで計算機を実装した
3 発射
その1
敵一体付き7つの条件が必要になることはわかった
DISTと進行速度RAD、角速度ω、加速度acの4つだ
θは偏向回路に使用するので3つの発射回路がすべて合致すると発射できる
角速度ωは加速度acと自転速度と公転速度の差なので実際はDIST 補正が加速度ac
と積算の数値
進行方向RADの角速度ωを減算をした数値
2つの数値をその3に送る
その2
連続可変は魔法照射回路の無駄遣いになるので、パルスで発射する
魔力量が小さくなるので微分回路でサージ波形に変更し666%まで威力を引き上げる
計算をし続けてアクティブになるとその3の偏向回路シータに送られる
その3偏向回路θ
発射回路にxyzの相対位置を基準にして、その1の積算した修正DISTとその1の減算したθ補正値進行RADを3方向からxyzを発射する
これが索敵賢者の魔石で、魔石の順序が決まっている
iDEXの魔力供給用1、クロックパルス発生器
計算用魔石1微分回路、加減算回路
計算用魔石2積算回路
索敵賢者用魔石で直列に使用する必要がある
ここまででやっとが検出された魔物に1回に命中する
4 命中した後
検出された魔物の数に命中できたので、B1の時間を使う
B1の反応が無くなるまでB1、1体分の魔力保持する
魔物討伐の魔力量はサンプルで決められた値で一回一回索敵しない
位置は補正し続けるが討伐の魔力量は計算しなおさない
時間の無駄、通信の無駄、魔力の無駄、回路の無駄
5 魔力の必要量を計算する
相手も動くので位置データは変わり角度も変わるため命中しないパルスが出てくる
偏向回路を通らないと発射できないので魔力消費はしない
魔法はこの間発射されているが消耗する魔力の補給をする
パルス状で発射を切り替えるためずっとゴブリン4体分の魔力はいらない
ゴブリン1討伐量4体分なら4体+1の魔力を使う、追加で魔力を補充し続けているので引き続き魔法はパルスで切り替えながら偏向して発射する
2体討伐しても5体分の魔力量で位置を変更しつつ計算し続け、0体になれば停止をする
使わなかった魔力は還流回路はないので捨てることになるが、わざわざ体力を索敵するのは無駄の極みだ
4体なら4体分魔力をずっと使えばよい
追加の魔物が出現すれば魔力は破棄せず、索敵その1から3までを繰り返す
追加の魔物が出ればすでに魔力がストックされた状態になっているので通信でB2になっても、B1、4体+B2、1体分の魔力量から追加予定の魔力吸収の量が減らせばよい
これで魔法が複数の魔物に複数回魔法が当たり、追加の魔物にも魔力が決まって0になれば討伐できる
使う魔力の魔素補給
魔素を変換して魔力補充するため魔素変換は1/πで円筒で計算できる
つかった魔力は円筒内にある魔素を吸収し再度魔力に変換する
そのためには使用量と使用速度により可変する必要がある
可変は比較器に円筒からの魔素吸収に可変を用いる
理想的な増幅器を仮想ゲインを使いフィードバック制御で安定させる
余計な魔素の消費を防ぐ仕組みだ
安定化のためには討伐目的の魔力量の監視で魔力量からフィードバック制御が必要になる
索敵の複素数設定の補足
根本的な話だが索敵をするにはDEX1以外虚数 iDEX で索敵する
目だけで魔法が使えるなら、すなわち目からビームが出ている
実数を使うと何らかの状態が変化をする
ベクトルで実体のないものが良いとなるとDEX1回で次のDEX間に魔石から8回のiDEXを発射する
iDEXにそのまま索敵せずにiDEXをもう1度積算すると-DEXになる
-DEX(初期化)のあともiDEXを3回使うと次のゴトーからのDEXを発射だ
そのため索敵は複素数画面になるので絶対値を取ればよいことがわかる
DEX1、-DEX1、DEX2と交互に使うのでクロックパルスの発生器になる
このクロックパルス発生で魔石の発進周波数ではなく2倍速の処理ができることになる
攻撃魔法で発射まで3秒だった、12秒から1.5秒ごとに発射できるようになる
これが今回の魔石2つと神霊剣士の魔石に変更した成果だ
その代わり魔力のない動物の狩猟には使えない
ここまで計算して魔素がある世界では自分が行使した魔法が魔物に使える
計算式を考える人間には面倒だが設計してしまえば、どんな大規模魔法でも計算式に放り込めば、魔法発動まで1.5秒だ
こんな面倒な索敵と魔法回路は計算式に放り込んでおくに限る
言葉で魔法を使えるようにする方法は、7^3 =343の発言を1.5秒/8の間に計算しつつ発音の必要がある
もう一つは343同時初声技術で計算を頭で考え、1.5秒間にインテグラル0から索敵情報で得られたx11.1mまでとか、サイン索敵回路での計算されたシータまでとかで同時発音で発射するかだ
魔力を使って魔石を動かし計算機で計算したほうが検証できるし良いと思うよ
人が生きていくために必要なのは衣食住の充足と三角関数の公式と物理法則と天体観測と複素数とフィードバック制御の実際と回路設計の実装を学んだほうがいいな
微分積分虚数を知らない奴は人生を異世界転生でやり直せ
俺は暗算できないので、計算機制作とエネミーデータの通信プロトコル策定と索敵データの魔力量のサンプルを取る
魔力を魔石に入れてiDEXを起動後1.5秒で索敵範囲に魔法が届くよ
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