宇宙人、叱られるのが怖い

とにかく私は叱られた。

小さな時に叱られた記憶を辿ると、

お箸の持ち方が汚いと手をつねられたり、正座をしないと太腿の内側をつねられるなど、おかげさまでお箸の持ち方は完璧であり、言われるまで正座は崩さないという癖が未だについている。


何事も器用に出来なかった私は何かにつけて叱られた。

ご飯を食べるのが遅い。

大声を出す。

走り回る。

などいろいろなことだ。


竹の「ものさし」をご存知だろうか?竹でできているとても丈夫な「ものさし」だ。これは使っていくと縦に割れていく、母親はそれで私のお尻をよく叩いた。割れた竹は恐ろしく痛い。

お尻が横に裂けたのではないかと思う程に痛い。叩かれたあともジンジンと鼓動のようにリズミカルに痛む。おそらく3歳くらいだったと思う。私は頭を使い叱られそうにかるとお尻をしっかりと床につけて叩かれないようにした。


すると、母は困ったように

私の頭を叩いたのだった

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