宇宙人、叩かれる

お尻を隠して頭を殴られる

ビンタをはられて怒鳴られるのもその頃は辛かった。


ある日

幼稚園であった出来事を母に話す為に

一生懸命伝えようとした。

「ぼくね。今日ね。幼稚園でね。えっとね。友達とね。」

と頭をフル回転させて話していた。


すると

いきなり

バチンッと大きな音がなった。


それと同時に、体がぐらついて首に電気が走った。


母親は「ね。が多い!!」と怒鳴られられたのだった。


私はそこで自分がお話しをすることが苦手なのだと理解した。


耳がジーンとしている中で

なんの話しがしたかったのかも思い出せず

悲しい気持ちになった。


怒られるのも叩かれるのも怖かった。


未だに目の前で

手を挙げられるだけでも

ビクッとして目をつぶってしまうほどにトラウマなのだ。

それでと母親に愛されたい叱られることで自分に関心があると思っていた。

そういうふうに私は母親に支配されていた。

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