第7話
「雷さん、子供欲しいんですよね?」
「うん、そうだよ?」
「先生はなんて?」
「雪乃ちゃんが赤ちゃんできそうなときにしなさいって」
「それはいつですか?」
「えー!雪見くんはおねーちゃんの子供もほしーの?」
「いや。そうではなくてですね…」
「雪乃ちゃんがわかるよ」
「あの、これは俺だけかもしれないんですけど…」
「うん?」
「ちゃんと、気持ちいいかとか、言葉で言ったほうがいいです。お互い」
「わぁおー。雪見くんえっちー!」
「え、そうですか?」
「そんなこと言うんだー!恥ずかしー」
「え、言わないんですか?」
「言わないよー!恥ずかしいからだめだよ」
「恥ずかしいですか?」
「雪見くん、いい?お嫁さんのえっちな話しちゃだめ!先輩が言ってたけど、お嫁さんのこと取られるの嫌でしょ?だから内緒にしなさいって」
取られる?雷さんに?
「でも雷さんは、雪乃がいますから」
「あ、そーかそれで?」
「はい。俺、よくわかんなくて。質問してもみんな教えてくれなくて」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。