同じ生姜焼定食なのに、ここには別な悲哀の涙が浮かんで見える。

鉄砲玉のあんちゃん、もうひとり親に見捨てられた少女に、寡黙な店主から提供された一皿の生姜焼き定食。

ふたりはどんな想いで食べていたのだろうか。さりげない味なのに、きっと、さぞ美味しかったんだろうな。とても、良い余韻が感じられてくる。両人とも頑張れや。

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