1章あとがき(所感と設定)

 1章を無事に終えることが出来ました。

 最初に少しこれまでの設定を紹介します。物語をより深く知ることが出来るかと思います。


 舞台となったのはバスリング王国。世界地図で見ると最南西にある独立した島で、かつては全てが砂漠に覆われていた。

 砂漠時代のこの地は各国からこの認知されていなかった。この場所にはどんな傷や病気でもたちまち治す伝説の薬草『霊芝草』がオアシス周辺に自生していた。時折迷い込む冒険者などから伝説の地と呼ばれ多くの者が夢見た秘境でもあった。

 土地の❙あるじは『青魔人ジン』で趣味はひとびとの願いを叶えること。1年に1つづ自動的にレベルが上がるジンは20レベルと引き換えに欲望をかなえる能力を持ちランプに隠れて探索者の願いを叶えていた。


 本章で出てきた4人の神子パーティとリリスの想い人 (=セレンを打ち負かした男)が、青魔人ジンとの戦いの末この地を譲り受けたことで、様々な能力を持った彼がこの地を開拓したのである。


 聖堂のあるリリスの住むジンはこの青魔人の名をリスペクトしたもので、この国に点在する拠点は彼がお風呂好きだったこともあってそれらにちなんだ名前となっている。


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 この章は全体的に多くの伏線を散りばめました。ひとつひとつの言動が今後に大きな影響を与えます。2章では朔弥の過去を1部知るパートとなります。朔弥がなぜ記憶を失っているのかの一端が解き明かされます。


 章の中で主人公である朔也が異世界教と関係がある人物であることは想像できるかと思います。異世界教と朔弥の関係は……なぜミヅキを知っていたのか……さまざまな疑問が徐々に解き明かされていくでしょう。


 セレンの修行を受けた朔也がこの世界でどう生きていくのか乞うご期待です。

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