ある正反対の物語

夜が産声上げたとき

外がとっても暗くって

朝になれよと願い泣き


朝があくびと背伸びをし

太陽とても眩しくて

夜になれよと目をつむる


きっと朝夜どちらかが

自分に満足していたら

地球は回っていなかった


なんてことない

トモダチ同士のゆずりあい


キミの願いと

ボクの願いが

全く反対だからこそ


キミの中にボクがいて

ボクの中にキミがいる


きっと心地よいだけじゃ

一ページだって綴られない


なんてことない

タイセツ同士の影踏みと

裏と表のさぐりあい


風船ガムくらい一瞬の

風船ガムくらいコツのいる


どうでもいい大切な

朝と夜の生まれた世界



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