無冠の王さま
すごいと聞こえた誰かの声が
私のこころに火を灯し
九才で貰った入賞が
私の未来の夢を照らした
額に飾りはしないけど
いまも大事に眠ってる
私の世界の
まだやってんのと誰かの声が
私のこころで風になり
ほこり被った賞状が
私の夢の跡を隠した
誰も知りはしないけど
私の世界の住人が
何者でもないけれど
描く世界の君たちに
私はきっと王さまで
無冠であっても営みよ
愉快であれと願うから
紙に広がる王国の
えんぴつ ケシゴム 法律で
冠なんてないけれど
私は民に呼びかける
共に在ろうと王として
文字だけだっていいじゃない
クレヨンだっていいじゃない
絵筆で開墾指示出して
共に営む指先の住人
無冠の王さま税はいかがか
夢の発芽を見とどけ命ず
夢の収穫 花の冠
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