第7話 永八の涙

 2020年、ヨンパルはいや永八は100才になっていた。新宿の書斎でお気に入りの椅子に座って今までの人生を振り返っていた。普通の人生とはかけ離れた歩みであった。観音教は今では世界的な宗教になったし沢山の永魂救済の為になったと永八は思っていた。しかし、まだ満足していなかったし、ここまでこの宗教が成長する過程であまりにも大きな悲劇と犠牲があった。それが心残りで永八は死んでも死にきれない思いであった。永八の眼頭から一滴の涙が流れた。そして、アメリカで密かに進行しているソロモンアイルランドprojectに参加する事を決めた。

 

 ソロモンアイルランドで会いましょうにて

                 つづく

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

観音様の涙 @yonfunfan

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る