決断と実践と後悔と反省と、そして、また……

私は朝 祈りを宇宙に送りながら

今日一日のなすべきことを 書き連ねる

それは 暇を持て余すにはちょっと長く

しかし 人生のなすべきことを決め切った人にとってはあまりにも短い


この一日の 価値創造の時を

いかに 創り 過ごし 時に休み

また再び己との闘争


その地味な 傍から見れば

あくびの出るほど退屈かもしれない

毎日の 作業 作業 作業


その繰り返しこそが

人生の本質かもしれない


しかし男が 否 人間が

ひとたび決めたことを 成し遂げなければならない

その闘争 闘争 祈り 闘争

その連続作業の中にしか

本当の人生の価値は

創り得ることができないかもしれない


私は この地味な作業というのが とても苦手だ

元来 頭をぐるぐる回して 何かを考えることには長けていると思う

しかし、 この地道な作業というのは 呆れるほど

時が長遠に感じてしまうし

己にとって 不得手であるということを

私はよく知っている


しかし、地味な作業こそが

結局戦いを制する確かな手段であることは

よもや古今東西の戦略家は

疑うところがないであろう


であるならばやはり


時を感じて


己との戦いを 小さな戦いを

ただ制することに心血を注ぐことは

なんら間違っていない


創作といっても

アイデアがあって

点と点がポツリポツリ

それを線で繋いで

上手くせんが書けなかったところは

修正 修正 その都度 修正


そして、その途中で

何度も投げ出したくなる気持ちを抑えることだ


やらなければよかったと

何度思ったことだろう。

走り始めなければ

マラソンには勝ち負けはつかないのだ


しかし人生という道において

挑戦しないことは 即 敗北であり

何も生み出し得ることができないが故に


私は一生懸命頭を使って ただ、

愚直に 地道に 潔く


文字を書き連ねる努力をしよう。


そうして一日の終わりに

いくら書いた

どれだけ書いたと思ってみても

内容を読み返して

何度嘆いたことだろう

ぐちゃぐちゃにして ゴミ箱に投げてしまいたいような

拙い文章の羅列


それを押し殺して

新しいものを書く決意をする

どこがどう良くなかったか、

どうすれば良くなるのか

考えながら

無限の向上 無限の進化


小説家として

日々精進するために


ひたぶるに明日も書くことを

決断する。


そしてまた明日がやってきても そうするだろう

明後日がやってきても そうするだろう

私は人間生活の 無限の希望を信ずるが故に

私に出来ることをひたぶるに祈りながら

今日もやる 明日もやる

明後日もやるのである。

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