拘りが詰まった作品

日常の一コマから突然動き始めるドラマ。

深夜意図せず目覚め空腹に苛まれる。
誰もが経験あると思います。
主人公はコンビニへと出かけイートインコーナーで食事を始めるのですが。

細部に作者様の拘りが感じられる点が良き。
店内のBGM、酒の銘柄、食べ物の種類etc、ハードボイルド小説を彷彿とさせる描写に惹かれました。
主人公は突然訪れた幸運に心躍らせるのですが、その奥に潜む悲しさや儚さは本作の中で一際光を放っています。

彼はこの後どうするのだろう。
私だったら……。

余韻を残す短編です。
是非是非~