第42話 イチジクの剪定
梨の剪定が忙しくて、つい、伸び伸びになっていたイチジクの剪定をしました。
イチジクは、一文字仕立てという形で仕立てています。
これは、地面に水平になるように、真一文字に横に主枝(しゅし:骨組みの枝)を伸ばして行く方法です。現在は、Tの字みたいに、仕立てられています。
どうしても先端が伸びにくくなるので、先端は少し高くしています。
地面に水平に主枝を伸ばして、先端を上げるのは、梨と同じ理屈で、この考え方は、リンゴ、ナシ、カキ、イチジクなどに当てはまるのが分かってきました。
真一文字に主枝を伸ばすと、真上に向かって1~2mの枝が伸びて、そこに実が付きます。それはもう、櫛の歯というか、噴水というか、夏までに一気に真上に伸びるので、イチジクの元気さには、あきれます。
そして、真上に伸びた枝一本一本に、5つくらい実が成ります。びっくりするくらい楽に栽培が出来る果樹です。
ちなみに、真上に伸びるので、地面から主枝までは50cmくらいの低さで、真一文字に伸ばします。
今日の剪定では、噴水のように真上に伸びていた去年伸びた枝を、主枝の根元から切り落としました。思い切ってバッサリ切らないとダメなのです。
あとは、主枝に支柱をして、全体の形を整えて完成です。肥料もやらないとだな。
気を付けなければならないのは、ムクドリ、ヒヨドリ、カラスなどの鳥対策と、テッポウムシ(カミキリムシ)対策です。アリもいやですね。
我が家のイチジクの品種は、「バナーネ」というちょっと新しい品種です。白くてめちゃめちゃ甘くておいしいです。実の先端が開かないので、アリに中に入られないのがいいです。あとは、鳥と勝負になってしまいます。
最後に、イチジクの実は、正しくは花です。まさに、無花果(いちじく)なので。
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