第13話 焼き芋

 焼き芋が大好きです。とにかく甘くてうまいからです。

 それで、サツマイモをたくさん育てて、しょっちゅう焼き芋を作って(もらって)います。


 小さいのはそのまま。大きいのは5センチくらいの輪切りにします。

 シャ〇プのオーブンレンジに入れて『焼き芋』を選んでオート機能でスイッチオンするだけです。


 焼いてから、ラップに包んで冷凍しておくと、一年もちます。冷凍庫がいっぱいになっちゃいますけどね。朝食に、おやつに、一年楽しめるのは、最高です。


 形の悪いのは、切り刻んでバター炒めをすると、これも美味しいです。


 妻は、小さいお芋を、蒸してから皮をむいて干して、『干し芋』にしてますが、これもすごく美味しいです。


 我が家の基本として、野菜は災害対策も兼ねて、たくさん作ってます。特に、サツマイモは、美味しくて長持ちするので、災害対策に有効だと考えています。


 近いうちに来る、地震対策は、重要ですから。


 品種は、『ベニハルカ』これ一筋です。


 『ベニハルカ』のいいところは、一か月保存すると、むちゃくちゃ甘くなることです。加工用の芋といわれることもあるようですが、焼き芋にすると、トロケます。ベニハルカの甘さは『スイーツに匹敵する』と言われることもあるそうですが。マジでそう思います。


 『ベニハルカ』は、2010年に品種が発表された新しい種類のサツマイモです。


 保存するには、掘り上げてから、暖かくて水分のある所に置くのが良いとされています。我が家では、『スチロール箱』に入れ『もみ殻』にうずめて、納屋の奥に、しまっています。


 今のところ、これが一番いいようです。それでも、傷があったり、スチロールの中に、水滴がついたりして腐ってしまいます。もちろん寒すぎても腐ります。


 2月も終わりなので、寒さが厳しくなり、保存したサツマイモも、そろそろ終わりの時期です。腐りも増えてきました。さみしいです。特に今年は、腐りが早いと妻が言っておりました。


 植えるのは、6月なので、まだまだ先ですが、昨年は、サツマイモに関しては、2つの事件がありました。


 まず、サツマイモが腐ってしまう、基腐病(もとぐされびょう)という病気が、全国的に、流行り始めたことです。


 サツマイモ基腐病は2018年(三年前)に日本で初めて発生が報告された病害なんです。大産地の鹿児島県とかは、農家さんがかなり苦しんでいるようです。


 我が家も、この病気の影響が、昨年から出ました。


 おととしまでは、苗を買うときに、病気に感染していないサツマイモの芽を、バイオで育てた、メリクロン苗というのを、我が家でも買ってました。


 懇意にしている、種苗店で、今年も頼むと言ったところ、メリクロン苗は、一般販売はしないと断られてしまいました。それで、普通の苗を買って植え付けました。掘り出した時の見かけは、ぼちぼちだったのですが、今後はとても心配です。


 2つ目は、夏の大雨です。豪雨です。異常気象です。温暖化による線状降水帯の問題です。


 排水が良かった畑なんですが、昨年の夏は参りました。数日間降り続いた雨が、排水溝から逆流するくらいになり、水に浸ってしまいました。


 その2つのせいで、昨年の、サツマイモさんは、腐りが多いように感じます。


 薬を入れて土壌消毒するようなことをせず、自然のままに育てているので、今後もサツマイモがとれるといいなあと考えてます。


 そのためには、今年はどうやって、大雨対策をしようかと、考えている私です。




 



 

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