まさかの依頼!?

「正解は、3.141592653589 793238462643 383279502884 197169399375 105820974944 592307816406 28620899――――――」

「―――――もういいから、もういいからー!!」


 ✾   ✾   ✾   ✾   ✾   ✾


「じゃ、おやすみ〜☆アリス〜☆いい夢を☆」

「お、お、おや…すみ……。ミ…カ……。あいにくだけど円周率の夢が見れそうだよ。」

「良かったじゃん☆」

はぁ、疲れたぁ〜。もう、寝たいんだけどー。明日は依頼なければお休みしよう依頼は絶対ないから家でくつろごう


 ✾   ✾   ✾   ✾   ✾   ✾


「おはよう!花咲さん!」

「おはようございます。」

「おはよ!みかちゃん!」

「おはようございます。」

「おはようございます。花咲さん。」

「おはようございます。」

「おはようー!花咲さんー!」

「はい、おはようござ……………」

私の朝は、たくさんの人から地獄の挨拶からはじまる。これも、人気者のつとめなの。いや〜、人気者って本当に大変だわ〜!そして、その人気者の仕事をやってる私って天才だわ〜!!!本当に!

そして、ある程度挨拶を済ませてから10分後――。

「つ、つつつ、疲れたぁ〜。」

普通、挨拶だけで息切れする?しないよね〜?人気者って本当に大変だわ〜。

「おはよ!ミカ!」

おはようございますおはよう〜鈴木さんアリス。」

「今日暇〜?カラオケでも行かない?」

カラオケですかあぁ、カラオケね行けますよ無理に決まってる。」

通じて。通じて。通じて。通じて。通じて。休みたいのよ。こっちはっ!!

「行けるのね!やった〜!」

「はい。もちろん行けますよ。無理に決まってる

「良かった〜!」

はい、行けますよ。行けないよ。行けないよ。行けないよ。

「じゃあ、詳しくは放課後ね〜!」

「うん。」

行けるわけないんだよぉぉぉぉーー!!周りの目もあるから承諾しただけだよぉぉぉぉーー!!おいぃぃー!


 ✾   ✾   ✾   ✾   ✾   ✾


「行きたくない…。行きたくない…。行きたくない…。行きたくない…。行きたくない…。行きたくない…。」

「ミカ?怖いよ?やめて……?」

「帰りましょう!!!」

「え〜〜!?」

〈ピコンッ!〉

「ん?RINE?アリスの?」

「多分……?」

「わーーーーい!!!」

「どうしたの?」

「依頼だよ!依頼!」

「……?」

「探偵部のい・ら・い!!!探偵部の公式アカウント作ったんだよ!RINEで!」

チョトナニイテルカワカンナイちょっと何言ってるかわかんない

「も〜!ともかく行くよ!私の家―――じゃなくて探偵部の部室に!!」

「え〜!?」

「はやく!」


 ✾   ✾   ✾   ✾   ✾   ✾


ガラッ!


「こんにちは〜!部長のアリスで〜す!で、こっちが副部長のミカ」

「こんにちは。2年2組の花咲 美華です。」

「3組の田辺たなべ りょうだ。もしかして……3大美女の鈴木と花咲か?」

「3大美女なんて……恐れ多いです3大?学校1じゃなくて?。」

「え?ミカ、いつも自分は学校1の美女だって――――」


ドカッ。


えー。コホンッ。そのことは他言無用でね?(圧)

私は軽く咳払いをしながら、アリスの足を踏みつけた。

「それで、依頼とはなんでしょうか?」

「クラスの佐々木の体育着が盗まれたんだ。」

「「へ?」」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る