イソヒヨドリ

イソヒヨドリ、オスは、頭から尾まできれいな青色で、おなかはオレンジのきれいな鳥。さえずりも美しく、『幸せの青い鳥』と言われている。


去年の秋、きれいな青い鳥がいることは解っていたのだが、遠くてよくわからず、今年に入って、かなり近くで見ることが出来るようになり、イソヒヨドリと判明した。

ヒヨドリを少し小さくしたくらいの大きさ、磯鵯いそひよどりと漢字で書くように本来は海辺の崖に生息していた、ヒヨドリと付いているがが意見が似ているだけでヒヨドリの仲間ではない。


3月に入ったころだろうか、番がよく近くの人家を飛び回るようになった。メスは鳥にはよくあることだが、全身が灰色で、オスと違って派手ではない。でもある家の屋根を行ったり来たりしていた。


4月半ば、「ガガガガ」とかえるかというような声がする。よく観察してみるとイソヒヨドリが発している警戒音らしいことに気が付ついた。


それからしばらくしてその家の屋根から「ピーピー」と鳴き声がする。メスが餌を運んでいるのを見かけた。どうやら屋根の隙間に巣を作ってひなが孵ったらしい。


5月の初め、庭仕事しながら何気なくその家を見上げると屋根の上で何やらバタバタと動いている。オスの警戒音は鳴りっぱなし。どうやら雛が巣から出て羽ばたきの練習をしていたらしい。



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