花見

午前中花曇り、あまり暑くなかったので近所の公園に花見に出かけた。

その公園は小高い丘にあり、周りをバス道路が通ってる。途中折り返し運転なのだが、どこでやっているのか見たくてまずはバス道路をずっと登って行った。


サクラは満開、風が吹くと桜吹雪が舞う。枝には鳥たちがあっちこっちと飛び交って蜜を吸っている。

かなり急な坂を上っていくと、バスのUターン場に着いた。その先には高校があり、そこら近辺も住宅開発が進んだため上りも、下りもバスはここまで来てUターンすることになっている。少しバス停で休んで、周りを見渡すと、グランドが見えた。

今は臨時の駐車場になっているが、ナイター設備もある。

グランドの横から公園の中に戻れなよね。と思い、グランドの周りをぐるりと回って降りて行った。

公園に入ると、屋台が出ている。遊戯場では保育園児だろうか?お揃いの帽子を被った子供たちが歓声を上げて遊んでいた。遊戯場も段差があり、長い滑り台が自慢。

遊戯場には降りず、私は展望台に向かった。

昔はよく遠くまで見えたのだが、今は木さえぎられて余り視界は良くない。ただそこから降り道の周りの桜は奇麗なのを知っていた。


展望台から降り始めると、赤ちゃんを抱いた同じ年ぐらいかもしれない女の人に会った。

話しかけられ、保育園児の孫を娘が見ているので、私が赤ちゃんの子守をしていると言われた。おくるみを少し開けてもらうと、本当にまだ数カ月という赤ちゃん。

私は見せてもらったお礼を言って、階段を下りて行った。

途中で一休み。斜面にシートを広げて、お弁当を食べたり、くつろぐ人がちらほらいた。

私は持参したお茶を飲みながらしばし花見。平日だからかあまり混んでなくてよかったな。と思いながら、桜の写真を撮って、満足して家へと帰った。




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