「わらべうた」を題材に。ひとかけらの物語を!(474文字)

 かごめかごめ

 禍子かごはわざわいの子。

 禍子の中にいる、何人いるかわからない人たち(多重人格? 憑依?)のとり、一番最後の人はいつ出てくるのだろう。

 夜明けの番、禍子が夜明けに何かの当番すると鶴と亀(人名、性別年齢不明)が滑った。(禍子によるわざわいか?)

 前野、後野と呼ばれる野原があった。その後野の正面にいるのは誰か。

 禍子の中のトリと後野にいる誰かが出会ったときに何が起こるのか?


「先輩~。教授にレポート、返されました~。ボロクソ言われました~」

 研究室にいた先輩に声をかける。『あれ、この人誰だっけ。こんな先輩いた?』


「こんなこじつけみたいなレポートを書けば教授も怒りますよ」


「で、でも先輩。どういう意味かなんて、このわらべ歌を作った本人しかわからないじゃないですか」『この人、先輩じゃない。名簿にはなかった』


「こ、こ、この歌を作った人は不明なんだから、意味は永遠にわからないですよ。このレポートが合っているかもしれないじゃないですか」『ここは関係者以外立ち入り禁止のはず。ドアに張り紙もしてあるし。誰この人』


「だから、こじつけだと言っているのです」

 そう言ってワラった。

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