第6.5話 「脳内思考」
今日なんも変わらず、朝の支度をして学校の準備をし、高校という名の職業訓練学校に行くしかない。
自分が通っているのは偏差値こそは低いがいじめや問題が何か発生しているわけでもなく何の変哲もない高校だが、将来就職しそこで失敗しない、あるいは異常者扱いされないための高校、だから俺は訓練学校だと思っている。
人それぞれ持っている個性を尊重しのびのびと伸ばす為の高校なんてものは二次元の中か、フィクションの世界だけだと思う。だからこそ多くの人はフィクションの世界に惹かれてしまうのかもしれない。
だけどそんな各々が思い描くフィクションの世界をすべてを無視して作り、各々の個性を伸ばす世界だったとしたら戦争が多くなると思う、もし快楽殺人者の個性を伸ばすと安全とはかけ離れていると思うしそれを矯正し、選別する為にみんなの言うまとも…あるいは普通である為、高校に通い自分の寿命を3年払っている。
みんなが求め、間違っているかもしれない常識を学ぶ…いや…植え付ける為に払うお金よりも高い授業料。
走馬灯 柊 レイ @kurose9616
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