100 新生命誕生

ジェネレーターが唸りを上げ、高さ2メートルあまりの水槽に動力を送る。

計器パネルは、少しずつ数字を上げ、想定通りであることを知らせている。

「臨界点、突破!」

その言葉に、私は拳を握りしめた。

新しい生命の誕生だ。

そこには、手足の生えた水槽がしっかりと研究室の床を踏みしめていた。

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SuperShortStoryS a la carte 鳳亭風流 @fool108

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