第21話 怒られるのも仕方ない


馬車が家の玄関前まで到着し、今日の収穫に心踊らせる









「ふんふんふ~ん♪」



















…何やら家の中騒がしくない?










肝心なことを忘れ呑気な私は堂々と正面から参上してしまう














ギー「ただいm「「「ミリー!!!!!!!」」」










すごい形相で向かってくる両親とトバース








(めちゃくちゃ怒ってる…あ)










自分のメイド服姿で思い出す











(昼…屋敷を抜け出してたの忘れてた!堂々と表から帰って来てしまったわ…)













そこでレイが言っていたことを思い出す…










『仕方ない、帰りの馬車は用意してやるが、今日は怒られる覚悟で帰るんだね。』












(そういうことだったのか!!!)









3人に詰められてる中でも物思いにふける










「ミリーお嬢様……私言いましたよね?街に出たい場合は許可をお取りください。と。」






こめかみがピクピク震えているトバース







確かに怒るのも無理ないわね…










「さぁて、ミリーちゃん?噴水に落ちて怪我をしたときから様子がおかしいと思っていたけど、何がどうやってこんなおかしな事考えたのかしらぁ?????」











…母は笑いながらキレるタイプだ。








「ミリー。お義父さんに事情を話してくれるね?」








義父も笑いながらキレるタイプなのね…











怒られながらも冷静に観察する









(どうせ本当のこと言っても信じてもらえないだろうし…どうしようか…)










横目で見ると隅の方で姉のアメラがニヤニヤ笑っている…









ほんっと、人の不幸が好きなやつだな。ケッ
















「お義父様、、社会科見学ですわ!!!」








「「「社会科見学ぅ?!」」」








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