第7話 過去 運命の日《3》



塀の中に捉えられた私たちは、暗闇の中叫ぶ










「ちょっと!誰よ!こんなことしたの!!私たちは公爵家の人間よ?!タダで済むと思って?!」












お母様の声がこだまする。











「将来の王妃になんてことすんのよ!!」








暴れる姉。






コツ コツ コツ…










どこからか人の気配。











現れたのは何と王妃であった。










「「「お、王妃様」」」






ボロボロのドレスをきて

精一杯のカーテシーをする私たち。













そして衝撃的な事実を聞くこととなる。









なんと義父がなくなり、母が当主代行として領地を収めている中、お母様の不正が発覚。












そして、本来の後見者であるメイを虐げていることも発覚し、王家に近い公爵家を蔑ろにしたと反逆罪となったこと。










また、王子の婚約者に1番近いのは私たちだ、とホラを吹いていたことにより、王子も大変迷惑しているとのことだった。









私からしたら寝耳に水だ。











お母様は私たちがお姫様になるのは決定事項のように言っていたのだから、間違いないと思っていたのだ。















ミリーは思った。












(王子様にも嫌われてるようだし、今考えると何でこんなに王子様にこだわっていたのだろう、、)













横で暴れている二人を見て思う。











生まれ変われるなら、なんだかゆっくり過ごしたいな、、







ピカ!






「うわっ」











真っ白い光に包まれ私は目を閉じた。






やっと本編になりそう、、(作者)

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