第六話

火曜日…彼と会う日だ

平日にも会えることがわかり

学校終わりに行くことにした

条件は2つ

私と彼が5時間授業の時

天気が悪くない時

今日はそこまで天気は悪くない

彼と会えるのを楽しみにしながら

学校へ向かった

クラスに特に仲が良いと言える人はおらず

そこまで喋ることもない

淡々と授業が流れていく中で

私は一人怖がっていた

もしかしたらバレるのでは?

私のしてることがバレるのでは?

と___

その後は家に帰り彼氏に会いに行った

「あ、ふーかー」

私は小さく手を振って彼氏の元へ行く

今日はちょっとしか一緒にいられないから

お話して終わりかな

「風花ちょっと話があるんだ」

え、振られんの?私。

絶対嫌だ。

「実はさ」

相槌も打つ暇なく彼をただじっと見つめた

嫌だ。また寂しさに人生を奪われたくない

「いいや、家で話しよう」

早く用件言ってくれ

聞くまでただ怖いから

家まではちゃんと手を繋いでくれた

「いいよ入って」

「うん」

どうやっても怖さで声が縮こまってしまった

「話って?」

「スカトロプレイがしたくて」

音はこの部屋から消えたことだけがわかる

それ以外全く理解が追いつかなかった

「やっぱ嫌?」

「…」

ちょっと考えた

スカトロってあのスカトロだよね

あの尿とか便とかの

気持ち悪いなそれ

でもまあいっか

「今?」

「うん今やりたいなって」

恋するとやっぱり人間おかしくなっちゃうんだね

「いいよ」

そうやって返事してしまった

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る