第7話 ライテン/薫に強引に誘われカラオケボックスへ

○カラオケボックス・室内・夜中

   #カラオケボックスにやってきた主人公。ドアを開ける音&他の客の歌声。


「おっ、ようやくお出まし~! もう、ずっと待ってたんだぞ♥」


   #ドア閉める音&他の客の歌声聞こえなくなる。


「ね、照れた照れた? えーリアクション薄い。つまんない~。」

「とりあえずなに飲む? ドリンクバー注文してあるからなんでもいいし。」


   #真っ赤になった主人公の頬を見た薫。


「(笑いながら)待って、ほっぺめっちゃ赤い! 外そんな寒かった……」

「え、自転車で? そりゃ寒いに決まってるじゃない。」

「じゃあとりあえずオニオンスープ? それともパンダココア?」


「まぁ両方でいっか。あたし取ってくるから、その間に歌う曲選んでおいて。」


   #主人公が抗議をしようとすると。


「はいこれ。」


   #しゃん、とタンバリンが鳴る音。


「なにって、タンバリンよ。見てわかるでしょ。」

「とりあえずあたしがいいって言うまで今日はしゃべっちゃダメ!」

「代わりにそれで返事して。」


「違う、返事はタンバリン! ほら、やってみて。」


   #しゃん、とタンバリンが鳴る音。


「うむうむ、それでよし。」

「今日は朝まで付き合ってもらうわよ! というわけでまずは1曲歌って!」



《第8話へ続く》


★mimicle(ミミクル)にて配信中★

『ASMRボイスドラマ アマガミ Vol.5 棚町薫編』(CV・佐藤利奈、CV・門脇舞以、CV・今野宏美、CV・阿澄佳奈)

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