第6話 オサソイ/夜遅くに薫から電話が掛かってきた

○主人公の家・自室・夜

   #扉をがちゃっと開ける音。


美也

「にいにー、電話(と言いかけて)……なんでお布団かぶってるの?」

「《急に部屋に入ってくるな?》えーいいじゃん。」

「(ワクワクしながら)それよりいま、なにか枕の下に本を隠したような……!」


「なになに、なんの本!?」


   #主人公に何の用だと言われて。


美也

「ああそうだった。電話だよ。」


   #電話を取る主人公。


「おっそーい! いつまで待たせるの!?」

「(陽気に)いまどこかって? 当ててみて!」

「……残念、カラオケボックスでした!」


「誰とって? ひとりに決まってるじゃない。」

「寂しいのよー一緒に遊んでよー。」

「《こんな時間に》って、どうせ明日は休みなんだしさー。」


「恵子も誘ったけど、外寒いから嫌だって。つれないよね~。」


   #外寒いなら辞めようかな……という主人公。


「あーウソウソ! たいして寒くない! ほら、恵子って冷え性だから!」

「だからねー、お願い来てよ~。」

「待ってるから、絶対来てよね!」



《第7話へ続く》


★mimicle(ミミクル)にて配信中★

『ASMRボイスドラマ アマガミ Vol.5 棚町薫編』(CV・佐藤利奈、CV・門脇舞以、CV・今野宏美、CV・阿澄佳奈)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る