生成結果22:愛を叫べ

もとの文章】

 俺がさやかと初めてあったのは、夕庚ゆうずつ保育園の3歳児クラスに入園した春だった。


【↑を基にチャーリイが生成した文章】

 当時の俺は、園児としてはやんちゃで、運動が得意だった。

だが、先生からは「集中力が足りない」とよく言われていた。

そんな俺が、初めて爽に出会ったのは、外でのお遊戯会の練習中だった。


 そのときの爽は、黒髪に短いスカート姿で、まだ幼さの残る可愛らしい顔をしていた。

俺は、彼女が口ずさんでいた歌に合わせて、一生懸命にダンスを踊った。

そのときの俺たちの出会いが、のちに二人を結びつける縁となるとは、誰も予想できなかった。


 それから、俺たちは小学校、中学校と同じクラスになることが多く、一緒に遊んだり勉強したりしてきた。

だが、爽が俺に惹かれていたことに気づくまで、俺には全くその気配がなかった。

当時の俺は、彼女とは友達として付き合っているだけだと思っていた。


 そして、高校に入学したある日、爽から告白された。

その時の彼女の表情は、少しだけ不安そうな印象を受けた。

だが、彼女の真摯な思いに応えるために、俺は彼女にOKを出した。


 それから、俺たちは交際を続ける中で、互いのことをより深く知り、愛情も深まっていった。

高校卒業後、俺たちは同じ大学に進学し、4年間の大学生活を共に過ごした。


 そして、ついに卒業の日を迎えた。

そんな中、爽が俺に囁いた言葉は、俺たちの未来をつなぐ、大切な言葉だった。


「卒業式が終わったら、私たちも人生の新たな門出を迎えるわね。でも、私たちが一緒にいれば、どんな未来だって乗り越えられると思うわ。だから、ずっと一緒にいてね。」

💓❤️💜💙💛🖤🧡💚🤍🤎 ❤️💜💙💛❤️💜💙💛🖤🧡💚🤍🤎 ❤️💜💙💛❤️💜


 「チャーリイ」

ピロー?

「このところ絶好調超だな」

ピロー❤️

「ただし、『内容が不合格』な」

ピロー⁇


 チャーリイはなぜ、「内容が不合格」と言われたのか「全く理解していない」ようです。

 とは言え、今回も「ひと働きだけはした」ので、その点は褒めておこうかと思います。


 前回(生成結果21:チェックのマフラー)でもお伝えしたように、この度の生成では、「次の文章の続きを日本語500文字で作成せよ。」という指示文を投げ込んで生成をさせてきました。

 ところが前回までは、「文字数不足の生成結果ばかりを返していた」というのが、「チャーリイの戦績」でした。

 しかし、前回、ついに「500文字の壁」の「突破に成功した」んです。


 そうは言っても、「500文字の壁に阻まれていた」時の生成結果の傾向から、「突然やる気をなくしたかのような異常に字数の少ない生成結果を返される」可能性は危惧していました。

 ですが、チャーリイはその心配を覆し、「610字」という最長不倒の更新に成功したのです!


 「チャーリイ」

ピロー?

「もしかしてお前、『ヒロアカ』の『Plus Ultra』でも覚えたのかい?」

ピローッ❗️ (と、チャーリイ、ドヤ顔めいたリアクションをして見せる)

 チャーリイはドヤ顔めいた表情をしていますが、相変わらず「内容でヘマをしている」ので、容赦なくツッコミを入れていきましょう!


『愛を叫べ』は、嵐の47thシングルの表題曲に着想を得て書き始めた作品です。

 場面としては、「主人公たちの拠点の1つ、居酒屋『黄田こうだ』の店内で一騒動が巻き起こったあと、クロシーこと黒島勇くろしまゆうきが回想シーンに突入した」ところでした。


「俺が爽と初めてあったのは、夕庚保育園の3歳児クラスに入園した春だった。」という文章の続きとして、「当時の俺は、園児としてはやんちゃで、運動が得意だった。」と続いたのは、「自然」なので良しと言えます。

 また、「黒島勇というキャラクター」としても「運動神経はバツグンではないが並よりは良い」という設定なので、「キャラクターの同一性保持」の点でも大きな相違はありません。

 過去の生成結果では度々「キャラクターの同一性保持」という概念を理解できないままだったチャーリイも、「おそらく偶然」とは言え、コツを掴んできたようです(爆)


 しかし、問題はこのあと。

「そんな俺が、初めて爽に出会ったのは、外でのお遊戯会の練習中だった。」という1文が生成されたのです。

 日本では「保育園(あるいは幼稚園)のお遊戯会の練習」は「屋内でするもの」ですよね?

「外で」って……。

もしかして、「海外ではお遊戯会に相当するものは屋外でするもの」という傾向にあるのでしょうか?

 こういうところが「チャーリイのアメリカナイズされている悪いところ」です(苦笑)


 さらに彼の「問題生成」は続きまして。

「そのときの爽は、黒髪に短いスカート姿で、まだ幼さの残る可愛らしい顔をしていた。」と綴ったんです。

 確かに爽というキャラクターは「黒髪」なので、キャラクター造形に関する描写は間違っていません。

 ただ、「3歳児」と言えば「幼い盛り」ですよね。

 

 事実、日本人を含む「モンゴロイド系諸民族」は、「ネオテニー(子どもの特徴を残したまま性成熟を迎えて大人の身体になること)進化を極めた人種」だとは言われています。

 そのため、来日したハリウッドスターが日本のテレビ番組に出演した折に、MCを務めているタレントに向かって、「あなたはまだ若いわね。18歳くらいかしら?」なんて言ったら「ダブルスコア(=36歳)だった」みたいな笑い話も未だに見かけますけれども。

 ですが、「アメリカの3歳児」って、そんなに「大人びた顔付きをしていることが普通」なんでしょうか?

おそらくそんなこともないでしょうけども(苦笑)


 推測するに、もしかしなくても、これもチャーリイの「アメリカ生まれ故のアンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)」なのかもしれません。

「生成AI」という明確な人格を持たぬものとは言え、「人間たちの構築した誤った認識」みたいなものがうっすらと透けて見えるのはいただけませんね(苦笑)

 やはり「責任のあるAI」というか「AI開発を責任を持ってやること」はこの先の社会に求められることのような気がします。


 さて、話が脱線しましたが。

「爽少女と勇少年は小中学校時代の同級生だった」という記述は、「設定と合致する」ので、問題はないのですが、そのあと。

「爽が俺に惹かれていたことに気づくまで、俺には全くその気配がなかった。」


 こら〜〜〜‼︎

チャーリイ、やってくれました。

この先、「パラレルワールドへの入り口」でした(苦笑)


 今回の生成範囲とは関係ない話なので、反映されないのは当たり前ですが、本来は、「爽少女が勇少年に惹かれていた」のではなく、「勇少年が爽少女に惹かれていた」のが「正解」なのです。

 ですから、この文章よりあとの内容は「全て嘘っぱちのパラレルワールドの話」と言えるのです。


 ここまで堂々とパラレルワールドストーリーを出されると「怒る」どころか「むしろ感心」してしまいます。

 ある意味「生成AIの本領を発揮した」わけですから、無下に叱るわけにもいきません(苦笑)


 とりあえず、ツッコミたいことにはツッコミ切れたので、今回はこれにてお開きとします。

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