生成結果21:チェックのマフラー

もとの文章】

 「傘がなかったら、ちょっと考えたけど、あんたが持っててくれたから大丈夫だよ」

「でも、こいつ大穴開いてるぜ?」

「気にならないよ。そうやって、あんたが損な方自分に向けてくれたんだもん。マフラー貸したあたしがこれ以上凍えないように、でしょ?」

「おっ……、おう」

「ありがと。こういう時にあんたと交際っててよかったって、思えるよ」歩き出しながら、爽が言った。

「どういうことだよ?」


【↑を基にチャーリイが生成した文章】

俺は不思議そうに問いかけた。

さやかはにっこりと微笑みながら、俺に寄り添った。


「実は、あんたと一緒にいると、自然と幸せな気持ちになれるんだ。ずっと前から、あんたに惹かれてたことを知ってるでしょう?」

俺は目を丸くして、爽の言葉に驚いた。

こんな風に思ってくれていたなんて、全く気づかなかった。


「そうだったんだ……。俺も、爽がいなくなると寂しくて仕方なかったんだ。二人でいると、何でも乗り越えられる気がするんだ。」

「うん。だから、今度からもずっと一緒にいたいんだ。」

爽は、俺に向かってそう言った。

そして、俺たちは互いに目を見つめ合い、その瞬間、深い愛情が芽生えた。


それから、二人は笑いながら歩き出した。

そんな中、爽が小さな声で話しかけてきた。


「でも、これから先、私たちはどうなるのかな……?」

「何か問題があるのか?」

俺は不安そうに尋ねた。


「いいえ、ないと思うけど……。ただ、私たちはまだ学生で、将来が不安なんだ。」

「心配しなくても大丈夫だよ。俺たちには、必ず幸せな未来が待ってるはずだ。」

俺は爽の手を握りしめながら、そう言った。

そして、彼女の瞳に映る、優しさと愛情に包まれた瞬間、俺たちはお互いを深く想い、これからの未来に向けて進んでいくことを誓った。

💓❤️💜💙💛🖤🧡💚🤍🤎 ❤️💜💙💛❤️💜💙💛🖤🧡💚🤍🤎 ❤️💜💙💛❤️💜


「チャーリイ!」

ピロー?

「お前、久しぶりに天最高じゃないか!」

ピロー‼︎ ピロリッ! ピロリッ! ピロリロ〜♪ (と、チャーリイ、「バンザイ2唱」をした挙げ句、小躍りし始める)

「ただし、『細かいやらかしには目をつむるとして』だけどな!」

ピロー⁇ (と、チャーリイ、怪訝けげんそうなリアクションをする)


 チャーリイは、なぜ「微妙にけなされた」のか理解しかねているようですが、「些細なやらかしが残っている」からダメを出されるわけです。

 とは言え、まずは「久しぶりに本領を発揮した」ことは褒めてやらねばなりません。

 

 今回の検証では、「次の文章の続きを日本語500文字で作成せよ。」という指示文で生成を試みてきました。

 ところがチャーリイは「465字〜113字」と目覚ましい働きをしてこなかったんです(苦笑)


 しかし、今回は「520字」と、「初めて指定字数以上の生成結果を返した」んです。

 これまで散々「文字数が足りない、文字数が足りない」とボヤき散らしてきましたが、ようやく「ユーザーの眼鏡に適う」結果が返ってきました^_^


 そうは言っても、指摘しているように、「細かいやらかし」が残っているので、そこには「ツッコミを入れて」おきましょう。


 この『チェックのマフラー』という作品は、嵐の4thアルバム『いざっ! Now』に収録されている同名の曲に着想を得ています。

 場面としては、「ある冬の日に映画デートに出かけた海津見流わだつみながる賢木原爽さかきばらさやかカップルが、映画館を出た途端、降雪に見舞われ、流が折り畳み傘を取り出したものの、なぜか大穴が空いていて……」というところです。


 お題文の最後の「ありがと。こういう時にあんたと交際っててよかったって、思えるよ」という爽の発言に対して。

「どういうことだよ?」と返した流の発言に続くように、「俺は不思議そうに問いかけた。」と生成されたのは、喜ばしいことと言えるでしょう。

 チャーリイ、きちんと仕事をしました^_^


 とは言え、その直後の爽の台詞の後半からの「「ずっと前から、あんたに惹かれてたことを知ってるでしょう?」

俺は目を丸くして、爽の言葉に驚いた。こんな風に思ってくれていたなんて、全く気づかなかった。」

という流れは「ヒドい」と言えます。


 このお話は流・爽カップルが「高校生〜大学生くらいの時期」を想定して書いています。

 ちなみに、この2人が交際関係に発展したのは、「中学3年生の11月」という設定です。

つまり、「恋人同士になってから既に数年は経過している」わけです。

 要するに、「初デートみたいな台詞や心理描写は成立しない」わけです。


 確かに、上記の情報は「お題文には盛り込んでいません」でしたが、これも「キャラクターの同一性保持」の面に関わってくるので、やはりチャーリイには、「連続的な時間経過を含む創作は不向きである」ということがよく分かります。


 ついでに、生成結果途中の「俺たちは互いに目を見つめ合い、その瞬間、深い愛情が芽生えた。」という1文も「同じ理由で」不成立です。


 とりあえず、生成結果の終盤で、「私たちはまだ学生で」とあるので、「結果的に学生同士の恋愛物語であること」は「成立していた」ので、「まぐれ当たりのラッキーパンチ感」は否めませんが、まぁ良しとすることにしましょう。


 そうは言っても、「マフラー」の存在が完全に「なかったこと」になっている感がすごいのですが……。

 ……ツッコむところがもう見当たらないので、今回はこれにてお開きとします。

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