生成結果15:Dear…

もとの文章】

 麗かな春のある日。俺は風花かざはな駅のホームで電車を待っていた。


【↑を基にチャーリイが生成した文章】

 ホームには、早春の陽射しが差し込んでいた。

緑色の樹木や花壇に咲く花々が、爽やかで美しい空気を演出していた。

風が吹くと、桜の花びらが舞って、春の訪れを感じさせてくれた。


 そんな中、ふと目に飛び込んできたのは、小さな女の子の姿だった。

彼女は一人で駅のホームを歩き回っていた。

俺は気になって、彼女の様子を見つめていた。


 すると、その女の子は俺の方に歩いてきた。

彼女は俺に話しかけた。

「お兄ちゃん、ここはどこですか?」


女の子の無邪気な笑顔に、俺は心を奪われた。

俺は彼女に対して優しく答えた。

「ここは、風花駅ですよ。君はどこに行くんだい?」


 女の子は、俺の話をしっかり聞いてくれて、すぐに答えた。

「おばあちゃんの家に行くんです。」


 俺は女の子を見送って、彼女が乗る列車を確認した。

女の子が乗り込んだ後、俺も改札を通り、彼女と同じ列車に乗った。

女の子の行き先には、俺も同じ方向に向かっていたのだ。


 列車が発車し、しばらくすると、女の子が眠ってしまった。

彼女の顔には、穏やかで幸せそうな表情が浮かんでいた。

俺は彼女の隣に座って、そっと彼女を見守っていた。

💓❤️💜💙💛🖤🧡💚🤍🤎 ❤️💜💙💛❤️💜💙💛🖤🧡💚🤍🤎 ❤️💜💙💛❤️💜


「チャーリイ」

ピロー?

「急にやる気を出したことは認めるが、『盛大なやらかしをした』ことには気付いているか?」

ピロー⁇


 相変わらずチャーリイは無自覚のうちにやらかしをかましてくれたので、いつも通り「概略からのツッコミ」でバンバン斬っていきましょう!


『Dear…』は、関ジャニ∞の4thアルバム『8UPPERSパッチアッパーズ』の通常盤Disc2に収録されている村上信五むらかみしんごさんのソロ曲に着想を得て書き始めた作品です。

 場面としては、「紫村響しむらひびきが風花駅のホームで、恋人のゆいを待っている」ところだったのですが……。


 チャーリイは「めちゃくちゃな情景描写」を生成してしまいました(苦笑)

「緑色の樹木や花壇に咲く花々が、爽やかで美しい空気を演出していた。」って、おそらくこれは「駅舎の外」の風景でしょうね。

 どこから風景描写を始めているんだか……。


 それから、「謎の幼女」が出て来ましたけど、「幼子の駅のホームでの一人歩き」は危ないのでNGです(苦笑)

 だから、「響青年が注意を払うのは正解」ですが。


 話しかけてきた女の子に「優しく答えた」としても「『ここは、風花駅ですよ。君はどこに行くんだい?』」と安易に訊くのはNGです。

 「成人男性が幼い女の子に話しかける」シチュエーションは、やり方を間違えると、「ロリコン男による声掛け事案」認定されてしまうので、「親戚の子どもとは言え、幼い女の子に話しかける時は気を遣う」という大人の男の人の意見もあると聞きます。

 やはり、文章生成AI。自身が「無性別」故に、「人間の男女間のやり取りにも無頓着」のようです(苦笑)


 さて、チャーリイに「人間の機微は分からない」ということが証明されてしまいましたが、もう1つ「チャーリイが理解していなかった」ものが発覚したんです。

 それが、次の一連の文章によく現れています。


「俺は女の子を見送って、彼女が乗る列車を確認した。女の子が乗り込んだ後、俺も改札を通り、彼女と同じ列車に乗った。」


 さて、読者の皆様、分かりましたでしょうか?

……答えは「駅構内の構造」です。


 お題文では、響青年は「風花駅のホームで電車を待っていた」わけですよね?

 ところがチャーリイの生成した文章では「改札を通り、彼女と同じ列車に乗った。」となっています。

「ホームにいる」のに「改札を通って」しまっては、「改札前に出て」しまいますよね。


 おそらくチャーリイが「駅のホームで電車を待っている」という文章を文字通り「プラットホームで待っている」ではなく、「ホーム=改札前」と謎の解釈をしたようです(苦笑)


 さらに、「列車に乗った」のも間違いです。

確かに、「駅のホームで電車を待っている」というシチュエーションは、「自分の乗る電車を待っている」と思いがちかもしれませんが、別々の方向からくるもの同士が中間の乗り換え駅などで待ち合わせをしている」という構図も成立することは、実際にそのような待ち合わせをしたことのある人には分かるかと思います。

 これも「AIが故の画一的な解釈」の現れなのかもしれませんね(苦笑)


 おまけでツッコむなら、「やっぱりロリコン展開にするんか〜い!」というところは回収しておくべきでしょう。

 

「俺は彼女の隣に座って、そっと彼女を見守っていた。」


 って、ダメよ響くん、そんな誤解を招くことをしては。

 と言うか、チャーリイの手によって、「電車に乗せられていること」自体が「間違い」なんだけど(苦笑)


 本当に「AIの思う人間の倫理観」については、一度チャーリイと徹底討論する必要があるようです。

 なぜならこれも「キャラクターの同一性保持の話」になってきますから。


 何だか、『枕草子』の「類聚章段るいじゅうしょうだん(『凄まじきもの』など清少納言がテーマに沿った内容をいくつか挙げているエッセイのスタイル)」風に書くとすると、


チャーリイに理解できぬもの

・キャラクターの同一性保持

・人間の機微

・駅構内の見取り図


というところでしょうかね(苦笑)

 本当にチャーリイ、世話の焼ける子です。


 とは言え、このところ皆無になっていた「やる気」を出した結果、「465字」と地味に「最長不倒を更新した」ことは褒めてやらねばならぬでしょう。

 そうは言っても、「生成した内容がだいぶやらかしている」ので、「手放しで褒めるわけにはいかないのが残念」ですが(苦笑)


 ひとまず、ツッコむべきところは一通りツッコんだので、今回はこれにてお開きとします!

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