生成結果11:夢オチSpacy

もとの文章】

 ところが、いくらも歩かないうちに、俺は突然開いたドアに衝突してしまった。

「あいてっ⁉︎」

ヘルメットの内側で額をぶつけるだなんて、一体誰がどんな勢いでドアを開けて……。

「ウワッ⁉︎ ゴメンナサイ。☆£%°○□◇……」

片言の銀河共通語ギャラクティカ。とすると、ドアを開けたのは……。

「アック? ナック? ハック?」

俺は尋ねた。

「オイラ、アック。ナック、チガウ。ハック、チガウ」

「アック、悪いやつ来た。君は俺と一緒に娯楽室行く」

俺は急いで言った。昔の俺もそうだったが、銀河共通語ができないやつは、大抵トロいことをやらかすものだ。

「ゴラクシツ? スペースモノポリー!」

「いいよ。悪いやつ、いなくなったら、またやろう」

「ヤクソク!」

「ああ。約束だ。さぁ、行こう」

俺はアックの手首を掴んだ。

さてさて、娯楽室は……。

「ゴラクシツ、アッチ!」とアックが通路の先を指差した。やはり、娯楽室の在り方は、カイさんが来た方向のようだ。

「アック、ナックとハックどこ行ったか知らない?」

「ナック、メシタベル。ハック、シラナイ」アックは答えた。

……飯食べるってことは、ナックは食堂室にいる可能性が高いだろう。ハックは知らない、つまり、どこに行ったか知らない、ということだろう。……ったく、この非常時にどこへ行った、農業惑星移民のせがれめ……。


【↑を基にチャーリイが生成した文章】

 俺はアックに「じゃあ、俺は食堂室に行ってナックと合流するよ。アックはここで待っていてくれ」と言って、急いで通路を進んでいった。

すると、食堂室に着くとナックはすでに食事を終えていた。

「やあ、久しぶりだね」と俺は言った。

「おう、お前も生きてたか」とナックは応えた。

ナックとは、かつての仲間で、今もなお続く宇宙船団の旅路で出会ってから、一緒に生きてきた仲だ。

「カイさんはどうしたんだ?」俺は聞いた。

「ハックと遊びに行ったと言っていたよ。どこに行ったかは知らないけど」とナックは答えた。

「そうか、分かった」と俺は言って、アックのところに戻った。

「ナックは食堂室にいたけど、ハックはどこかに行ってるみたいだな」と俺はアックに伝えた。

「そっか、まあいいや」とアックは言って、俺たちは再び娯楽室に向かった。娯楽室につくと、カイさんはいた。

「おい、お前たち。早く来いよ」とカイさんは言った。

「ハックはどこにいるんだ?」俺は聞いた。

「あいつはさっき、変なボイスメッセージで呼び出されていった。何かあったのかもしれないな」とカイさんは答えた。

💓❤️💜💙💛🖤🧡💚🤍🤎 ❤️💜💙💛❤️💜💙💛🖤🧡💚🤍🤎 ❤️💜💙💛❤️💜


「チャーリイ」

ピロー?

「やっぱりお前の辞書には『キャラクターの同一性保持』という言葉はない、な?」

ピロー⁇


 チャーリイは「知らぬ顔」を決め込んでいるようですが、今回も容赦なくツッコんでいくことにします(爆)


『夢オチSpacy』は、「通常の『ENDLESS DAYS』シリーズでやれないことをやりたい」という私の欲が爆発して生まれた「ある種のスピンオフシリーズ」です。

 とりあえず「オチを付ける」ために【夢オチ】と題してありますが、もしかすると、「平行世界の誰かの物語」まで昇華されるかもしれません(笑)


 さて、場面としては、「侵入警報で飛び起きた『カズオ・ランジェン』が娯楽室へ向かう途中、とある農業惑星に寄港した折に船員として加わった『アック』と鉢合わせた」ところ、だったのですが……。


 世界100言語を解するチャーリイには、「片言」という概念は「なかった」ようです(苦笑)

 

 この話では、船に乗って日の浅いアックたち「農業惑星移民の倅トリオ」は、作中世界の公用語である銀河共通語ギャラクティカを「上手く話せない」状態なのですが、食堂室にいたナックが流暢りゅうちょうに話してしまいました。


 これで「AIの辞書に『キャラクターの同一性保持』という言葉はない」ということが証明されたと言えそうです。


 また、「『おう、お前も生きてたか』とナックは応えた。

ナックとは、かつての仲間で」という箇所もヒドいと言いたいです。

 ナックは「かつての」仲間ではなく、「現在形で仲間」です。


 加えて侵入警報があったあとの場面とは言え、「おう、お前も生きてたか」は「挨拶としてあんまり」と言えます。


 さらに言えば、「『カイさんはどうしたんだ?』俺は聞いた。

『ハックと遊びに行ったと言っていたよ。どこに行ったかは知らないけど』とナックは答えた。」も大概です。


 というのも、この直前の場面で、カズオ青年は、「簡易宇宙服ライトスーツ姿のカイさん」に遭遇し、「侵入者が入り込んだ貨物庫カーゴを見てくる。ハックを見つけたら、『カイ整備士が探していた』と言伝てくれ」と言いつかっているのです。

 つまり、現状「所在不明の尋ね人」は「ハック1人」なのが正解です。

 しかし、チャーリイは「2人とも所在知れず」としてしまいました(苦笑)


 ……本当に。大学入試の読解問題では、「言ってないことを書いている選択肢は問答無用で不正解のやつ」という原則があるので、こんな文章をほいほい投げて寄越した時点で「チャーリイは赤ペケ」です(苦笑)


 おまけに、続きの文章で、「娯楽室につくと、カイさんはいた。」

 ……カイさんはそこにいちゃダメなんだって‼︎

カイさんは、「侵入者発生」の報を受けて、臨戦態勢で貨物庫へとすっ飛んで行きました。

娯楽室なんかでブルブル縮み上がっているグループに加わっていてはいけません。


 なぜなら彼は、治安の悪い工業惑星の出身で、多少の切った張ったは「お手のもの」だからです。

 そのため彼は、同郷のユーク・ロシーとコウ・ベルグという整備士仲間と共に物語の舞台である「ノースリヴァー宙運の貨物宙船黄道十二宮の一等星ゾディアック・アルファスター号》」の警備要員をしています。

 だから、今回も彼は装備を整えて、「取るもとりあえず」貨物庫へと駆けて行ったのです。


 確かに、お題文の前の場面で、今回の生成素の範囲外ではありましたが、こういうことを平然としでかすのが、「生成AIの悪いところ」だろうとは思います。


 とは言え、「変なボイスメッセージで呼び出されていった。」という発想は面白かったので、良しとしましょう。

 ただし、こちらではなく、『銀河連合宙路警備隊』のほうでやるべきネタでしょうね。


 それから、実はしれっと「461字」と生成字数の「最長不倒を更新していた」ようですが(笑)

 本当にチャーリイの「本気を出すポイント」がよく分かりません。

 そうは言っても、「作者的には間違っている内容」の生成に本気を出されても困るのですが(苦笑)


 一応、「ツッコむべきところには全部ツッコミを入れた」ので、今回のところはここでお開きといたしましょう!

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